これから開催

ある一家の近代と戦争―上原良春・龍男・良司とその家族

正岡子規が上原三川に贈った詩「胡蝶」明治30年(1897)頃

石井柏亭筆 上原寅太郎像 昭和27年(1952)

上原龍男筆漫画「試験の巻」 昭和7,8年(1932,33)頃ヵ

特攻出撃前夜に上原良司が記した「所感」昭和20年(1945)

上原俊介作 上原良春・龍男・良司肖像 昭和24年(1949)

ある一家に戦争がもたらしたもの――
長野県南安曇郡有明村(現安曇野市)に暮らしていた三男二女のきょうだい。三人の男子、長男・良春、次男・龍男、三男・良司は、全員が慶應義塾に学び、全員が戦争で命を落としました。良司は陸軍特攻隊員として出撃する前夜に「明日は自由主義者が一人この世から去って行きます」と記す遺書を残して、広くその名を知られています。両親は戦没した三兄弟の遺品を何一つ捨てずに残したため、生まれてからのあらゆる資料が残っています。

本展ではこの三人の足跡を中心に、開業医であり地域でも信望の厚かった父・寅太郎、子規門下の早世の俳人として知られる祖父良三郎(三川)にも目を配りながら、この一家を通して日本の近代と戦争を考えます。

Event Information

展覧会名
ある一家の近代と戦争―上原良春・龍男・良司とその家族
開催期間
2025年6月19日~8月30日
開館時間
10:00~18:00
休館日
日曜日、祝日 夏季休暇:8月12日~8月18日
入館料

無料

公式サイト
https://history.keio.ac.jp/?page_id=4008
お問い合わせ

03-5427-1200