これから開催

開館30周年記念展

日常のコレオ

ジョナタス・デ・アンドラーデ 《Jogos Dirigidos (Directed Games)》 2019年

本展では、ジェンダー規範に基づく家庭から美術館のような制度的空間、ムンバイや沖縄などの都市空間に至るまで、異なる場所における人々の営みや身振りに着目し、変容をもたらす主体性の現れを探求します。東京でのリサーチをもとに制作された新作も多数含む本展は、人々の日常を織りなす場所に内在する文化的、政治的、経済的諸力の相互作用を掘り下げながら、しばしば社会構造に組み込まれた見えない暴力や抑圧の力学を可視化し、その影響を浮き彫りにします。同時に、そこに生きる人々の経験、記憶、切望に光を当て、従属を拒み逸脱する抵抗の身振りと、それを生み出す創造性やユーモアについての洞察を与えてくれます。

ゆえに展覧会タイトルに含まれる「コレオ=コレオグラフィー(振付)」は、制度や慣習、社会的規範によって規定される言動と、そうした管理や統御に対する批評的な応答、つまり日常を自らの内外から異化し、新たな場と生き方を創出する実践の両方を指し示しています。
アーティストたちとの密接な協働により構成される「日常のコレオ」は、生の諸条件に対する複層的な視座を提示し、多元的な社会の成熟に向けた想像と対話の場となることを志向します。

Event Information

展覧会名
開館30周年記念展
日常のコレオ
開催期間
2025年8月23日~11月24日
開館時間
10:00~18:00
(展示室入場は閉館の30分前まで)
*8・9月の毎金曜日は21:00まで開館
休館日
月曜日 (9月15日、10月13日、11月3日、11月24日は開館)、9月16日、10月14日、11月4日
入館料

一般2,100円(1,680円)/大学生・専門学校生・65 歳以上1,100円(880円)/中高生500円(400円)/小学生以下無料
お得なツインチケット 3,500円(一般2枚)

※(  ) 内は20名様以上の団体料金
※本展チケットで「MOTコレクション」もご覧いただけます。
※小学生以下のお客様は保護者の同伴が必要です。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料になります。
※ 毎月第3水曜(シルバーデー)は、65歳以上の方は無料です。(チケットカウンターで年齢を証明できるものを提示)
※家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料が半額になります。

[学生無料デー Supported by Bloomberg]
9月13日(土)・14日(日)は中高生・専門学校生・大学生は無料です。

公式サイト
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/30th-Anniversary/
お問い合わせ

03-5245-4111(代表)

Venue Information

会場
東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F、ホワイエ ほか
主催
東京都現代美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)