これから開催
特集展示「YABU MEIZAN」
江戸時代の終わりから明治時代にかけて、日本から諸外国に輸出された鹿児島の薩摩焼は“SATSUMA”と呼ばれ一大流行を巻き起こしました。この流行に乗って全国の窯業地や輸出港に近い地域でも「薩摩焼」風陶磁器の製産や上絵付を行う産業が見られるようになりました。そうしたなか、明治初期から昭和初期までのおよそ半世紀にわたり、大阪市北区でも輸出向け薩摩焼の上絵付と販売が行われており、YABU MEIZAN(藪明山)はその工房主の名前でありブランド名でもありました。
工房主の藪明山こと政七(1853~1934)は南画家・藪長水(1813~1867)の子として嘉永6年(1853)に大阪で生まれ、明治初年から大阪で実業に従事し、明治13年(1880)に工房を構え活動しました。大正9年(1920)には、その功績をたたえ大阪府より実業功績者表彰を受けるなど、近代大阪の美術工芸界に重きをなした人物のひとりでもありました。
本展覧会では、平成17年(2005)に開催した特集展示「明山薩摩の美―万国博覧会で愛された近代大阪のやきもの―」から20年間の研究成果をもとに、YABU MEIZAN(藪明山)の実像に迫ります。
Event Information
- 展覧会名
- 特集展示「YABU MEIZAN」
- 開催期間
- 2025年9月3日~11月3日
- 開館時間
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09:30~17:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
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火曜日 ※ただし9月23日は開館、24日は休館
- 入館料
常設展示観覧券でご覧になれます。
大人600円(540円)、高校生・大学生400円(360円)
※( )内は20名以上の団体割引料金。
※中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)の方、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料 。
Ticket Present
本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2025年8月3日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。