これから開催

企画展「チュルリョーニス展 内なる星図」

ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス
《祭壇》1909年、テンペラ/厚紙
国立M. K. チュルリョーニス美術館(カウナス)所蔵
M. K. Čiurlionis National Museum of Art, Kaunas, Lithuania.

ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス
《春》1907年、テンペラ/紙
国立M. K. チュルリョーニス美術館(カウナス)所蔵
M. K. Čiurlionis National Museum of Art, Kaunas, Lithuania.

ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス
《連作「閃光」よりⅢ》1906年、テンペラ/紙
国立M. K. チュルリョーニス美術館(カウナス)所蔵
M. K. Čiurlionis National Museum of Art, Kaunas, Lithuania.

ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス
《連作「冬」よりⅤ》1907年、テンペラ/紙
国立M. K. チュルリョーニス美術館(カウナス)所蔵
M. K. Čiurlionis National Museum of Art, Kaunas, Lithuania.

ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス
《レックス(王)》1909年、テンペラ/カンヴァス
国立M. K. チュルリョーニス美術館(カウナス)所蔵
M. K. Čiurlionis National Museum of Art, Kaunas, Lithuania.

リトアニアを代表する芸術家、ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911)。絵画と音楽というふたつの領域で類まれな才能を示し、35歳の若さで亡くなるまでのわずか6年ほどの画業で、300点以上もの作品を手がけました。世紀末のアール・ヌーヴォーや象徴主義、ジャポニスムといった国際的な芸術動向に呼応しつつも、作曲家ならではの際立った感性と、当時ロシア帝国の支配下で民族運動のただなかにあったリトアニア固有のアイデンティティに根差した作品群は、唯一無二の個性を放っています。

2025年は、チュルリョーニスの生誕150周年にあたります。本国リトアニアにおける祝賀ムードを引き継いで開催される本展では、国立M. K. チュルリョーニス美術館(カウナス)が所蔵する主要な絵画やグラフィック作品、約80点を紹介。日本における34年ぶりの大回顧展となります。

人間の精神世界や宇宙の神秘を描いた幻想的な作品のうち、本展では独創的な象徴に満ちた《祭壇》や謎に包まれた最大の代表作《レックス(王)》を日本初公開します。また、音楽形式を取り入れた連作や、自身の手になる楽譜、展示室に流れる旋律をとおして、優れた作曲家でもあった画家のみずみずしく、繊細な感性を体感していただける貴重な機会です。2000年以降、オルセー美術館(パリ)をはじめヨーロッパ各地で展覧会が開催されるなど再評価の機運が高まるチュルリョーニスの世界をぜひご堪能ください。

Event Information

展覧会名
企画展「チュルリョーニス展 内なる星図」
開催期間
2026年3月28日~6月14日
開館時間
09:30~17:30
(毎週金・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (ただし、3月30日、5月4日は開館)、5月7日
公式サイト
https://2026ciurlionis.nmwa.go.jp
お問い合わせ

ハローダイヤル 050-5541-8600

Venue Information

会場
国立西洋美術館
主催
国立西洋美術館、読売新聞社、国立M. K. チュルリョーニス美術館