これから開催
高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025
― 時をまとい、風をまとう。
ファッションとは何か。
その壮大な問いの本質を追い求め、世界各地の伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を、写真家・高木由利子が30年間にわたり撮り歩いた〈Threads of Beauty〉シリーズ。本展では、その集大成の中から精選した100点以上の作品を出展します。「Bunkamura ザ・ミュージアム」を会場に、京都・二条城で開催したKYOTOGRAPHIEでの展示(2023年)に続き、高木由利子との二度目のコラボレーションとなる建築家・田根剛の会場構成により、作品が内包する世界観を体感できる時空を超えた場が立ち上がります。
高木は英国・Trent Polytechnicを卒業しファッションデザイナーとして活動ののち、写真家へ転身します。当初は風景やヌードを主題としていましたが、やがてファッションブランドとの仕事にも携わるようになります。なかでもクリスチャン・ディオールのアーカイブピースを独自の視点で捉えた作品群は、写真と衣服との関係性に新風を吹き込みました。近年では、自然現象の不可思議さに焦点を当てた〈chaoscosmos〉シリーズを発表するなど、その活動は多岐にわたります。
衣服や人体を通して、自然界の一部としての「人の存在」を見つめ続ける高木の試みの中でも、本展で展覧する〈Threads of Beauty〉はとりわけ長期間に及ぶ根幹的なプロジェクトです。日本における着物のように、世界各地の伝統服が日常生活の場から姿を消しつつある現状を、高木は惜しみつつも、現代の生活様式へと移行する上での自然な営みとして受け入れています。何より高木は〈Threads of Beauty〉を民俗史的な記録としてではなく、被写体となった人々の文句なしの「格好良さ」に魅せられて撮影しています。「格好良さ」の追求は、すなわちアイデンティティの探索でもあり、それは渋谷であれ、世界のどこであれ、さらには時代をも超えるいわば永遠の命題とも言えるでしょう。その普遍性を感じ、再考する機会となる展覧会です。
Event Information
- 展覧会名
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高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025
― 時をまとい、風をまとう。
- 開催期間
- 2026年3月10日~3月29日
- 開館時間
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13:00~20:00
(最終入場19:30まで)
- 休館日
- 会期中無休
- 入館料
無料
- お問い合わせ
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
Venue Information
- 主催
- 渋谷ファッションウィーク
- 共催
東急株式会社、Bunkamura
- 企画制作
Bunkamura
- 関連イベント
■トークイベント(貸切鑑賞付き)
・3月14日(土)11:00~12:00
特別対談|高木由利子×小池一子(クリエイティブ・ディレクター)
・3月15日(日)11:00~12:00
特別対談|高木由利子×高橋悠介(CFCL 代表兼クリエイティブディレクター)
ファシリテーター: 名古摩耶(ARTnews JAPAN編集長)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム 展示会場内
※参加費無料・要予約
※トークイベント終了後、一般開場前に展覧会を貸切でご鑑賞いただけます。
※イベント詳細並びに予約方法等の詳細は、Bunkamuraホームページ、Bunkamuraザ・ミュージアム公式SNS(X、Facebook、Instagram)にてご案内します。