開催中

企画展「焼絵 茶色の珍事」

晴山「虎図」 江戸時代(十八~十九世紀)彌記繪菴

作者不詳「花鳥図」 朝鮮時代以降(二十世紀)  個人蔵

白南哲「芦雁図」 朝鮮時代以降(二十世紀)  彌記繪菴

辻󠄀野榮一「Swaying Hands」 2025 年 作家蔵

「焼絵(やきえ)」とは、火筆画(かひつが)や焦画(しょうが)、烙画(らくが)などとも呼ばれ、熱した火箸や鏝を紙や絹などに押し当て、絵画や文字を焦がして表現する技法を用いた作品です。色調は茶から黒に近い色まで展開し、また線描から点描、濃淡といった水墨画の技法も巧みに再現されています。

江戸時代には、優れた焼絵を数多く手掛けた稲垣如蘭こと近江・山上藩(現在の東近江市)の第五代藩主稲垣定淳(いながきさだあつ、1762 -1832)をはじめ、藩主や家老クラスの間でこの技法が流行しました。少ない材料で制作可能な点から、根底には質素倹約を推奨する時世を反映しているとも推測されます。一方、葛飾北斎の弟子とされる北鼎如連(ほくていじょれん、生没年未詳)のような浮世絵師にも焼絵の名手が現れ、さらには狩野派の特徴を有する作例も確認されています。技法の特殊さから作例は多くはないですが、一部の間では試みられていた様子がうかがえます。また、大田南畝と来舶した中国人との間で焼絵談議が行われ、朝鮮通信使を介し烙画が紹介されるなど、焼絵を通した国際交流も行われました。

本展では、これまでほとんど紹介されることのなかった焼絵について、日本をはじめ朝鮮と中国、現代の焼絵作品を展観し、その美と制作背景を探ります。

Event Information

展覧会名
企画展「焼絵 茶色の珍事」
開催期間
2026年4月28日~5月31日
開館時間
10:00~17:00
※入場は閉館の30分前まで
休館日
月曜日、5月7日
※ただし、5月4日は開館
入館料

一般1,600(1,400)円、高大生800(600)円、小中生400(200)円
※( )内は20名以上の団体料金

公式サイト
https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/
お問い合わせ

06-6210-3766

Venue Information

会場
中之島香雪美術館
主催
毎日新聞社、公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2026年5月17日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。