これから開催

ICC アニュアル 2026 遺す/残る/受けとめる

デザイン:寺井恵司

ローサ・メンクマン「Image Remains」2026年

フィールドワーク時の記録写真(2023年、ブラジル)参考図版

宮下恵太
《わたしたちの光、おおらかなしるし | our lights, tolerant signs》(EUREKA、2024)
展示風景 | ©︎2024EUREKA 参考図版

杉田碧《二十一世紀の空蝉》2024

「ICCアニュアル」は、メディア・アート作品をはじめとする、現代のメディア環境における多様な表現をとりあげる展覧会です。2006年度から2021年度まで開催した「オープン・スペース」展のコンセプトを引き継ぐ形で、2022年度から長期展示の「ICCアニュアル」として開催しています。今年度の「ICCアニュアル2026」では、歴史と技術、メディアの関係について考えます。

現代のメディア環境において、生成AIなどの技術の発展により、情報はかつてない速度と規模で生み出され、流通しています。そのなかで、私たちが接する情報はアルゴリズムによって選ばれ、再編成されてもいます。こうした情報環境のもとでは、何が記録され、どのように共有されるのかという枠組みそのものが変わりつつあるのではないでしょうか。歴史や記憶もリアルタイムに更新される可能性があり、ときに政治的・経済的な力学のもとで書き換えられることも見られます。

そこで本展では、歴史と技術、メディアの関係に着目し、それらが歴史や記憶の形成にどのように関わってきたのかを考えるとともに、「遺す/残す」という行為そのものについても考えます。記録メディアに内在する選別や排除の構造、デジタル環境におけるイメージの流通とそこで働く力学、さらには西洋近代以降の知覚の枠組みからこぼれ落ちてきたコミュニケーションのあり方など、さまざまな視点から読み解くことのできる作品を取り上げます。また、歴史に直接言及していなくても、記憶の継承について新たな視点をもたらす作品も含まれます。これらの作品を通して、メディアと歴史の関係を多角的にとらえます。

本展は、何が遺され、残されたものをどのように受けとめるのかという問いを通して、歴史と記憶のあり方をあらためて問い直します。

Event Information

展覧会名
ICC アニュアル 2026 遺す/残る/受けとめる
開催期間
2026年6月20日~11月8日
開館時間
11:00~18:00
※入場は閉場の30分前まで
休館日
月曜日 (月曜日が祝休日の場合は翌日、9月22日は開館)、保守点検日(8月2日)
入館料

一般 800円(700円)、大学生 600円(500円)╱無響室作品体験:一般・大学生 200円
年間パスポート:2,000円
・休館日以外においても、開館時間の変更および臨時休館の可能性があります。
・( )内は15名以上の団体料金
・障害者手帳をお持ちの方および付添1名,65歳以上の方と高校生以下は無料

公式サイト
https://www.ntticc.or.jp/
お問い合わせ

0120-144199