これから開催

2026年秋季特別展

「百済寺と近江の仏教美術―百済寺秘仏公開によせて―」

金銅誕生釈迦仏立像 重要文化財 奈良時代 8世紀
善水寺蔵

木造十一面観音立像 重要文化財  奈良時代 8世紀 百済寺

金銅蓮華唐草文透彫華鬘 重要文化財 鎌倉時代 13世紀
金剛輪寺蔵

絹本著色黄不動尊像 滋賀県指定文化財 南北朝時代 14世紀
百済寺 ※会期中展示替えあり

十一面観音菩薩立像 平安時代 12世紀 MIHO MUSEUM蔵

百済寺(ひゃくさいじ)は滋賀県東近江市にあり、滋賀県と三重県にまたがる鈴鹿山脈の西麓に位置しています。聖徳太子が霊験を得て創建したと伝え、眼前にはかつて蒲生野(がもうの)と呼ばれた広大な平野と、その奥に琵琶湖を見下ろしています。そもそも百済寺の建つ愛知郡東部は、依智秦氏(えちはたし)を中心とする渡来系氏族によって開発された土地で、7-8世紀に彼らによって創建され、のちに天台勢力によって寺勢を拡大していったと考えられています。創建年代ついては議論もありましたが、厳重な秘仏として祀られている本尊・木造十一面観音立像の調査によって、像は確実に8世紀後半までに造像されたことが明らかとなりました。こうして、今に法灯を伝える古代近江の寺院と尊像の存在が確認されたのです。中世を迎えるころには有力な天台寺院として多くの子院を従え、地域の拠点寺院へと発展していきました。桃山期には織田信⾧の祈願所ともなり、ポルトガル人宣教師ルイス・フロイスはその壮麗な姿を「Paraíso na Terra (地上の天国)」と称しています。しかし、幾度も火災や戦乱に見舞われ、天正年間には信⾧によって一山が焦土となりました。重要文化財に指定される現本堂は、慶安3年(1650)に復興されたもので、百済寺の歴史は火災と復興を重ねた歩みとも言えましょう。

本展覧会では、百済寺の秘仏・木造十一面観音立像をはじめとする貴重な寺宝と、それに関わる近江の古美術・文化財を併せて展観し、滋賀県の仏教美術についてひろく紹介します。

Event Information

展覧会名
2026年秋季特別展
「百済寺と近江の仏教美術―百済寺秘仏公開によせて―」
開催期間
2026年9月26日~12月6日
開館時間
10:00~17:00
(入館は16:00まで)
休館日
月曜日 (月曜日が祝日の場合は翌平日)
入館料

一般1300 円、高・大生1000 円、中学生以下 無料
※20名以上の団体は各200円割引

公式サイト
https://www.miho.jp/
お問い合わせ

0748-82-3411

Venue Information

会場
MIHO MUSEUM
主催
MIHO MUSEUM、京都新聞

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2026年9月27日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。