これから開催
エレン・テスレフ (仮称)
エレン・テスレフ(Ellen Thesleff / 1869-1954)は、19世紀末から20世紀にかけて、フィンランド絵画の黄金時代に活躍した画家です。美術の世界で女性が認められることの少なかった時代に、国境を越えて活動し、象徴主義や表現主義など最新の潮流を母国にもたらした先駆者の一人となりました。流麗で活力に満ちた筆致を特徴とする彼女の作品は、大胆さと繊細さの双方の魅力を兼ね備えています。1891年に画壇に登場したテスレフは、ほどなくしてパリに渡りました。1894年には初めて訪れたフィレンツェの街に魅了され、その後も滞在を重ねます。そうして旅先で出会った景観や作品、芸術仲間との交流を通じて、テスレフは自らの画業を前衛的な方向へと進めていきました。優れた色彩画家にして、木版画の革新者であり、晩年には抽象的な表現にも取り組んだ彼女は、常に芸術における挑戦者であり続けたといえるでしょう。
本展は、テスレフの人生に不可欠であった「旅」に焦点を当てる、日本初個展です。留学先のパリをはじめ、最も重要なインスピレーション源となったフィレンツェ、テスレフ一家の夏の別荘地であり、その後の拠点ともなったルオヴェシ近くの村・ムロレ、晩年に暮らしたヘルシンキなど、画家が愛した土地ごとに作品を紹介し、創造の軌跡を辿ります。
Event Information
- 展覧会名
- エレン・テスレフ (仮称)
- 開催期間
- 2027年11月27日~2028年2月13日
- 開館時間
-
10:00~18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館はいずれも閉館の30分前まで
- 休館日
-
月曜日 (ただし1/10、2/7は開館)、12/29-1/2、1/11
- お問い合わせ
Venue Information
- 主催
- 東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、産経新聞社