これから開催
「みんなでつなぐ 100年目の本づくり」
大日本印刷株式会社(DNP)が運営する、活版印刷と本づくりのリアルファクトリー、市谷の杜 本と活字館(以下、本と活字館)は、今ではほとんど見られない活版印刷の現場を知ることができる文化施設です。
本と活字館では2023年から、活字を拾って組み、印刷して製本する、本づくりの本格的なワークショップを少人数でじっくりと実施してきました。
活版印刷は大日本印刷のすべての事業の原点であり、特に市谷工場では長年にわたり日本の書籍や雑誌を数多く製造してきました。その市谷工場の象徴として「時計台」の愛称で親しまれてきた建物(1926年竣工)を当時の姿に復元し、生まれ変わったのが「市谷の杜 本と活字館」です。
2026年、本と活字館は開館5周年を迎え、その元となる建物(旧・時計台)は竣工100周年という節目を迎えました。
今回、これを記念して拡大版ワークショップを企画し、大勢の参加者たちが協力して活版印刷での本づくりに取り組んでいます。題材は夏目漱石の『夢十夜』。不思議な夢の世界を描いた、10篇からなる連作短編です。約10か月にわたり、のべ300人以上の参加者が作業を分担し、力を合わせて本をつくっています(本展会期中も継続して開催)。
「本づくり」の工程は、棚から小さな金属活字を探す「文選」から始まります。本をつくるにはそのなかに使われている文字すべて──『夢十夜』では15,000字以上──を活字棚から拾う必要があります。文選のあとは、植字、組版、印刷、製本と進みますが、印刷機や糸かがり機を使うとはいえ、大半の工程は人の手によるものです。ワークショップの参加者たちは試行錯誤を繰り返しながら、作業を積み重ねています。
本展では、ワークショップの流れに沿って、『夢十夜』ができあがるまでを紹介します。時間と手間をかけた、みんなでつなぐ「本づくり」の世界をご堪能ください。
Event Information
- 展覧会名
- 「みんなでつなぐ 100年目の本づくり」
- 開催期間
- 2026年10月31日~2027年3月14日
- 開館時間
- 10:00~18:00
- 休館日
-
月曜日、火曜日 (祝日の場合開館)
冬期休暇:2026年12月27日~2027年1月10日
- 入館料
無料
Venue Information
- 会場
- 市谷の杜 本と活字館
- 主催
- 市谷の杜 本と活字館