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田近憲三蒐集拓本と近代日本の書
日本の社会に革命的な構造変革をもたらした明治維新は、近代の日本の書にも大きな変化をもたらしました。新たに社会の枢要を担った人々は自らの思想を背景に個々の信念に基づいた書を華麗に表現し、観る者を魅了していったのです。彼らの多くが理論的根拠を置いたのが、明治以降急速に入手が容易となった書の故郷中国からの多くの資料や情報でした。書の本場中国で長い間えり抜かれてきた精度の高い原典を手にすることで、日本人が初めて本格的に中国の多くの古典を比較し、考察することが出来るようになったのです。これ以後、日本の書は目覚ましい変化を遂げています。
美術評論家の田近憲三は国内有数の拓本蒐集家として知られています。彼が生涯蒐集した1千点を超える拓本コレクションは網羅的で、中国の書をくまなく概観するのに適した内容を誇ります。
本展ではこれを合わせて展示することで、当時の書の盛り上がりを再現したいと思います。近代書道の精華をお楽しみください。
Event Information
- 展覧会名
- 田近憲三蒐集拓本と近代日本の書
- 開催期間
- 2022年4月23日~6月19日 終了しました
- 開館時間
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09:00~16:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
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月曜日 ※休日の場合は翌平日休館
- 入館料
大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 成田山書道美術館
- 主催
- 成田山書道美術館