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兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代

杉山知子《the drift fish》(部分)
1984年ギャラリー手での展示風景
作家蔵 撮影:成田弘

石原友明《約束Ⅱ》
1984年ギャラリー白での展示風景
現・高松市美術館および作家蔵 撮影:石原友明

KOSUGI+ANDO(小杉美穂子+安藤泰彦)
《芳一 -物語と研究》
1987年京都アンデパンダン展(京都市美術館)での展示風景
作家蔵 © KOSUGI+ANDO

田嶋悦子《Hip Island》1987年
2017年西宮市大谷記念美術館での展示風景
岐阜県現代陶芸美術館蔵 撮影:高嶋清俊

北辻󠄀良央《WORK-RR2》1982年
和歌山県立近代美術館蔵

兵庫県立美術館の前身である兵庫県立近代美術館では、かつて「アート・ナウ」というシリーズ展を開催していました。その年、目覚ましい活躍をみせた作家を紹介し、関西アート・シーンのいまを伝えようとする名物展覧会でした。特に80年代にはまだ20代の作家が続々と参加し、競うように大作を発表する場となります。折しも関西では活きのいい若手が「関西ニューウェーブ」として注目を集めており、この地域ならではの前例にとらわれない個性的な表現ゆえに、現代美術は「西高東低」とも言われました。

時代はバブル景気とポストモダン、何とも華やかで恵まれた状況にも思われますが、いまや国内外で活躍する作家たちも当時はまだ駆け出しです。70年代の禁欲的な傾向とは一転、心躍る色やイメージにあふれた作品群は、ニッポンの片隅で美術作家として何を作りどう生きていくのか、大いに悩みつつそれぞれのリアリティを掘り下げた成果であり、結果的に現代にまで引き継がれる数々の表現語彙を生み出しました。

現代アートの原点とも言える80年代、関西発の類を見ない作品群は、困難ないまをよりよく生きるヒントを与えてくれるに違いありません。

Event Information

展覧会名
兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代
開催期間
2022年6月18日~8月21日 終了しました
開館時間
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
休館日
月曜日 (ただし7月18日(月・祝)は開館)
7月19日
入館料

一般:1,500(1,300)〔1,300〕円 大学生:1,100(900)〔900〕円 高校生以下無料 70歳以上:750(650)円 障がいのある方(一般):350(300)円 障がいのある方(大学生):250(200)円
※( )内は団体料金、〔 〕内は前売り料金

公式サイト
https://www.artm.pref.hyogo.jp/
お問い合わせ

078-262-1011

Venue Information

会場
兵庫県立美術館 企画展示室
主催
兵庫県立美術館、朝日新聞社

Ticket Present

本展のチケットを5組10名様にプレゼント!
〆切は2022年6月12日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。