終了

脚本家 黒澤明

「姿三四郎」決定稿(1943年)
国立映画アーカイブ所蔵

「藝苑」1946年7・8月号(黒澤明『わが愛読書』掲載)
槙田寿文氏所蔵

「七人の侍」志村喬旧蔵台本(1953年)
国立映画アーカイブ所蔵

「悪い奴ほどよく眠る」決定稿(1960年)
槙田寿文氏所蔵

「ガラスの靴」決定稿(1971年)
槙田寿文氏所蔵

映画監督黒澤明は、幾多の名脚本家に支えられて次々と傑作映画を生み出しましたが、その若き日から、世界の文豪たちの影響を受けながら自身もシナリオを執筆することで成長しました。本展は黒澤のこうした側面に着目し、『七人の侍』(1954年)をはじめとする名作脚本の生成・変更の過程を分析し、また他の監督たちに提供した脚本、新たに発見された未映像化脚本も加えて、「シナリオ作家黒澤」の創作の秘密を解き明かそうとするものです。

これまでドストエフスキー、シェイクスピア、山本周五郎と黒澤映画の関係についてはよく論じられてきましたが、黒澤は、実はバルザックやそれ以外の多くの文学作品からも強いインスピレーションを受けています。国立映画アーカイブでは、2010年の「生誕百年 映画監督 黒澤明」展のあとも、ポスター展「旅する黒澤明」(2018年)、「公開70周年 映画『羅生門』展」(2020年)と、展覧会を通じて黒澤映画の先端的な探求を推し進めてきました。黒澤作品の専門家の全面的な協力を得て、そのシナリオ術に照準を当てた本展は、その研究の最新形となるでしょう。

Event Information

展覧会名
脚本家 黒澤明
開催期間
2022年8月2日~11月27日 終了しました
開館時間
11:00~18:30
(入室は閉室の30分前まで)
※毎月末の金曜日のみ開室時間を20:00まで延長(入室は19:30まで)
休館日
月曜日 (9月6日~9日、9月27日~10月2日は休室)
入館料

一般250円(200円)/大学生130円(60円)/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料

※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。
※( )内は20名以上の団体料金。
※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズの方は入室の際、証明できるものをご提示ください。
※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(オンラインチケット「購入確認メール」)をご提示いただくと、1回に限り団体料金が適用されます。※2022年11月3日(木)「文化の日」は、無料でご覧いただけます。

公式サイト
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/akirakurosawascreenwriter2022/
お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Venue Information

会場
国立映画アーカイブ
主催
国立映画アーカイブ

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2022年9月4日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。