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八木マリヨ・八木夕菜『地殻を辿る』

八木夕菜「surface #1」2022年
archival pigment print on paper / W686 x H1030mm

八木夕菜 「種覚ゆ」 2022年
種子、土、水、光 / インスタレーション
W1350 x D1800mm © Takeshi Asano-KYOTOGRAPHIE 2021

八木マリヨ「鉄の惑星―東経110度 北緯50度地点 2022年」
2022年 鉄鋼一般構造用圧延鋼材料 S400 41x120x235cm
八木マリヨ「鉄の惑星-―東経110度 北緯50度地点 2000万年後」
2022年 鉄鋼一般構造用圧延鋼材 SS400 65 x100 x85cm

八木マリヨ「大地母神の邂逅」2020年 ポーラ美術館遊歩道入口 常設作品
素材:玄武岩(伊達冠石)、荒麻縄130 x 210x 110cm
撮影:八木夕菜

八木マリヨ「地球惑星の皮膚」2012年 ポーラミュージアムアネックス
インスタレーション 素材:地層剥ぎ取り、鉄、麻ロープ
140 x 500cm 撮影:畠山 崇

八木夕菜 「patterns」 2020-22年
C-print 印画紙 ゲータボード アクリル
H180 x W600 x D900mm

八木マリヨは、地殻から生まれる巨大なエネルギーの流れを掴みとり、人間存在が環境とひとつになるような造形を探究してきた環境芸術家である。「縄ロジイ」のシリーズは、縄の撚りが多様な生命の拠り合わせを示唆し、彼女の代表作として知られている。今回は地球の創生に関わる鉄を材に選び、地球生命と人間の未來の道筋を探究する新作を発表する。八木夕菜は、生命の営みの儚さや豊かさを紡ぐ「種覚ゆ」のシリーズや、時間の流れや光の軌跡を可視化した写真作品など、優れた視点で自然と対峙する表現に取り組んでいる。最新作は地面を敷き写すシリーズで、悠久の時を経た地球の表情の現在形とでもいうようなものになる。
「地殻を辿る」は、2人の作品の相乗によって、大いなるエネルギーの生まれるコスモロジーの空間を都市の中に創出する展覧会である。

黒澤浩美(金沢21世紀美術館チーフ・キュレーター)

Event Information

展覧会名
八木マリヨ・八木夕菜『地殻を辿る』
開催期間
2022年9月16日~10月23日 終了しました
開館時間
11:00~19:00
(入場は18:30まで)
休館日
会期中無休
入館料

無料

公式サイト
https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
ポーラ ミュージアム アネックス
主催
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス