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宮城壮太郎展――使えるもの、美しいもの
いつも使っている文房具や調理器具。誰がデザインしたのかは、あまり気にしないものです。しかし、その使い勝手や身の回りに置いた時の心地よさはとても重要な要素としてあり、それはデザインによって生み出されています。
宮城壮太郎(1951-2011)はそのような日常のものと空間を、数多くデザインしてきました。千葉大学工学部でプロダクトデザインを学んだ後、従来にない考え方の商業施設や製品を世に問うて注目を浴びていた浜野商品研究所に入ります。ここで宮城はプロダクト製品、インテリアやサインの仕事を手掛けました。1988年に独立した後、その活動領域は広がっていきます。企業の活動に視覚的な統一感を作り出すコーポレート・アイデンティティの策定もその一つです。
2011年に60歳という若さでその活動を閉じてしまうのですが、振り返ってみると、デザインによって生活というものにゆっくりと秩序をもたらしていたのだと思えてきます。亡くなって10年を過ぎた今も製造・販売されている製品があり、知らず知らずのうちに彼がデザインした日用品や事務用品を使っている方は多いのかもしれません。声高にではなく、しかし確固たる信念をもって「デザインに何ができるか」を問い続けた、宮城壮太郎の仕事を紹介します。
Event Information
- 展覧会名
- 宮城壮太郎展――使えるもの、美しいもの
- 開催期間
- 2022年9月17日~11月13日 終了しました
- 開館時間
-
10:00~18:00
※最終入場は17:30まで
- 休館日
-
月曜日 (ただし、9月19日、10月10日は開館)
9月20日, 10月11日
- 入館料
一般1,200円、65歳以上1,000円、大高生800円、中小生500円
※障害者の方は500円。ただし、小中高大学生の障害者は無料。介助者(当該障害者1名につき1名)は無料(予約不要)。
※高校生、大学生、専門学校生、65歳以上の方、各種手帳をお持ちの方は、証明できるものをご提示ください。本展では、展示室内の混雑を避けるため「日時指定券」を9月1日より販売します(オンライン・クレジット決済、またはd払い)。
オンラインでのご購入が難しい方、アーツカード等の各種割引をご利用の方は、美術館窓口で「当日券」をご購入ください。ただし、来場時に予定数の販売が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 世田谷美術館
- 主催
- 世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
- おうちで100円ワークショップ
小さなお子様から大人の方まで楽しめる100円の工作キットの販売します。
販売日時:会期中の毎土曜日 13:00~15:00
場所:世田谷美術館地下創作室 ※入室は一度に10名まで
Ticket Present
本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2022年10月9日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。