終了

六本木クロッシング2022展:往来オーライ!

青木野枝
《ふりそそぐものたち/長崎》2019年
鉄、ガラス
580×1,370×1,500 cm
展示風景:「ふりそそぐものたち」長崎県美術館2019年
撮影:山本 糾
画像提供:ANOMALY(東京)
※参考図版

市原えつこ+ ISIDイノラボ
《都市のナマハゲーNamahage in Tokyo》2017年
VRゴーグル、ドローン、防毒マスク、電子パーツ、
プラモデル、ミノ、ほか サイズ可変
※参考図版

AKI INOMATA
《彫刻のつくりかた》2018年-
インスタレーション サイズ可変
Courtesy:公益財団法人 現代芸術振興財団(東京)
展示風景:「彫刻のつくりかた」公益財団法人 現代芸術振興財団 事務局(東京)2021年
撮影:木奥惠三

キュンチョメ《声枯れるまで》2019年
ビデオ 32分

呉 夏枝(オ・ハヂ)
《空白いろのきおくに浮かぶ海女の家(え)/(ぶ)船(ね)》
2018年
金沢で集めた古着や布(麻長襦袢、木綿晒など)、
亜麻、陶器重り、釣針、サイアノタイププリント
サイズ可変
展示風景:「東アジア文化都市2018金沢 変容する家」
金沢21世紀美術館 撮影:木奥惠三
※参考図版

「六本木クロッシング」は、森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として、2004年以来共同キュレーション形式で開催してきたシリーズ展です。第7回目となる今回は、1940年代~1990年代生まれの日本のアーティスト22組を紹介します。既に国際的な活躍が目覚ましいアーティストたちから今後の活躍が期待される新進気鋭の若手まで、創造活動のクロッシングとなる展覧会です。

長引くコロナ禍により私たちの生活は大きく変化し、これまで見えにくかったさまざまな事象が日本社会の中で顕在化しました。以前はあたりまえのように受け入れていた身近な物事や生活環境を見つめ直すようになったり、共にこの怒涛の時代を生きる隣人たちの存在とその多様さを強く意識するようになりました。そして今後、人流が回復し新たな文化の展開が期待されるなか、あらためて現在の「日本」にはさまざまな民族が共生し、この地に塗り重ねられた歴史や文化が実はすでに色とりどりであることについて、再考が求められるでしょう。その先に私たちはどのような未来を想像し、また共に作っていくことができるのでしょうか。

サブタイトルの「往来オーライ!」には、歴史上、異文化との交流や人の往来が繰り返され、複雑な過去を経て、現在の日本には多様な人・文化が共存しているという事実を再認識しつつ、コロナ禍で途絶えてしまった人々の往来を再び取り戻したい、という思いが込められています。

このような文脈において、日本の現代美術やクリエーションとは何かをあらためて広い視野から検証し、先の見えない明日をみなさんと一緒に考えたいと思います。

Event Information

展覧会名
六本木クロッシング2022展:往来オーライ!
開催期間
2022年12月1日~2023年3月26日 終了しました
開館時間
10:00~22:00
※火曜日のみ17:00まで
※1月3日、3月21日は22:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで
休館日
会期中無休
入館料

【平日】

一般1,800円(1,600円)、高校・大学生1,200円(1,100円)、4歳~中学生600円(500円)、65歳以上1,500円(1,300円)

【土・日・休日】

一般2,000円(1,800円)、高校・大学生1,300円(1,200円)、4歳~中学生700円(600円)、65歳以上1,700円(1,500円)

※( )内は日時指定券の料金。
※事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」の購入が可能です。日時指定券の販売開始日は決まり次第美術館公式サイトででお知らせされます。そちらをご確認ください。
※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。
※東京シティビュー(屋内展望台)、スカイデッキ(屋上展望台)、森アーツセンターギャラリーへの入館は別料金になります。
※本展のチケットで、同時開催プログラムもご鑑賞いただけます。

公式サイト
https://www.mori.art.museum
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
森美術館
主催
森美術館