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決定版! 女性画家たちの大阪
20世紀前半、大阪に日本画を描く女性たちが相次いで登場しました。大正元年(1912)、島成園(しま・せいえん)が20歳で官展に入選し、その成功に触発された木谷千種や三露千鈴なども華やかな美人画を描きます。南画では河辺青蘭や融紅鸞(とおる・こうらん)などが実力を発揮し、生田花朝は懐かしい大阪の風俗画に取り組みました。こうした女性日本画家の活躍は、近代大阪の美術において重要な特色のひとつです。本展は、「島成園と浪華の女性画家」展 (2006)を端緒とする調査研究に、新たな成果を加えて、全国的にも注目を集めた彼女たちの作品と活動の軌跡を紹介します。お稽古事や趣味にとどまらず、画家として社会的な成功を夢見た女性たちを輩出した、大阪という都市の文化的土壌についても考える機会とします。
Event Information
Venue Information
- 主催
- 大阪中之島美術館、産経新聞社