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禅寺に伝わるものがたり

Ⅰ期:仏教説話と漢故事/Ⅱ期:女性と仏教

観音三十三変相図 文室宗言筆
三十三幅のうち比丘比丘尼身
江戸時代 相国寺蔵(展示期間:Ⅰ期)

蝦蟇仙人図 有節瑞保賛 一幅 江戸時代 慈照院蔵(展示期間:Ⅰ期)

無学祖元頂相 逸巌理長賛 徳巌理豊筆 一幅
江戸時代 眞如寺蔵(展示期間:Ⅱ期)

観音像 照山元瑶筆 一幅 江戸時代 瑞春院蔵(展示期間:Ⅱ期)

Ⅰ期:仏教説話と漢故事
禅の教え、仏教の教えの中には、数多くの先徳たちの逸話がちりばめられています。それらは経典に文字情報として載りました。さらに、そこに記された仏・諸菩薩や先徳たちは絵画化され、仏教美術が花開きました。

寺院空間を荘厳する様々な作品の意匠には、中国の故事由来の画題も多く取り入れられました。本展観では、仏教説話や漢故事を好んだ禅僧たちの詩文や寺院に伝来する絵画・工芸から、禅林につたわる様々なものがたりを概観します。

Ⅱ期:無外如大尼生誕八百年記念 女性と仏教
令和5年(2023)は、臨済宗の尼僧、無外如大(むがいにょだい 1223~1298)尼の生誕800年にあたります。彼女は、臨済宗において女性で、仏光国師無学祖元の法を継いだ最初の尼とされています。十刹に列せられる相国寺派寺院、眞如寺の歴史をたどると、弘安9年(1286)に無外如大によって創庵された「正脈庵(しょうみゃくあん)」にさかのぼります。また、眞如寺は16世紀後半からは宝鏡寺門跡の菩提所となり、その寺宝は尼門跡の典雅な文化を今に伝えます。
今回は照山元瑶尼、徳巌理豊尼や逸巌理秀尼など、出家した皇女達のゆかりの品を紹介。相国寺派寺院伝来の寺宝から、無外如大尼の時代から近世に至るまでの女性と仏教のかかわりを探ります。

Ⅰ期会期:2023年3月11日~5月7日
Ⅱ期会期:2023年5月28日~7月16日

Event Information

展覧会名
禅寺に伝わるものがたり
Ⅰ期:仏教説話と漢故事/Ⅱ期:女性と仏教
開催期間
2023年3月11日~7月16日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
休館日
2023年5月8日~5月27日
入館料

一般800円、65歳以上・大学生600円、中高生300円、小学生200円
※一般の方に限り、20名以上は団体割引で各700円

公式サイト
https://www.shokoku-ji.jp/museum/
お問い合わせ

075-241-0423

Venue Information

会場
相国寺承天閣美術館
主催
相国寺承天閣美術館