終了

細川家の茶道具

―千利休と細川三斎―

「細川三斎(忠興)像」
寛文10年(1670) 永青文庫蔵
【展示期間:5/20(土)~6/18(日)】

「竹二重切花入」 細川三斎作
桃山~江戸時代(16~17世紀)
永青文庫蔵

重要美術品「唐物尻膨茶入 利休尻ふくら」
南宋~元時代(13~14世紀)
永青文庫蔵

「呼継茶碗」
桃山~江戸時代(16~17世紀)
永青文庫蔵

「志野茶盌 忘れ雪」 細川護熙作
平成20年(2008年)個人蔵

わび茶の大成者・千利休(1522~1591)は多くの武将と交流し、茶の湯を指南しました。細川家とも関わりが深く、初代藤孝(ふじたか)(幽斎〈ゆうさい〉、1534~1610)より親交を結び、「利休七哲」の一人に数えられる2 代忠興(ただおき)(三斎〈さんさい〉、1563~1645)は、高弟として利休のわび茶を継承しました。以降、細川家では茶の湯が嗜まれ、永青文庫には大名家伝来の様々な茶道具が所蔵されています。

本展では、千利休が所持していた「唐物尻膨茶入 利休尻ふくら」や「瓢花入 銘 顔回」をはじめ、利休と細川三斎ゆかりの名品を中心に、細川家に伝わる茶道具の数々を展覧。近現代の細川家四代(16代護立〈もりたつ〉、17代護貞〈もりさだ〉、当代護熙〈もりひろ〉、護光〈もりみつ〉)が手掛けた茶碗なども紹介し、代々継承されてきた茶の美意識に迫ります。

さらに、2021年に発見された、武将茶人・古田織部(ふるたおりべ)(1544~1615)から細川三斎に宛てた貴重な手紙を初公開するほか、今年は細川家にゆかりの深い沢庵宗彭(たくあんそうほう)(1573~1645)の生誕450年にあたることから、沢庵の墨蹟を特別に展示します。

Event Information

展覧会名
細川家の茶道具
―千利休と細川三斎―
開催期間
2023年5月20日~7月17日 終了しました
開館時間
10:00~16:30
(入館は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日 ※ただし、7月17日は開館
入館料

一般1,000円、シニア(70歳以上)800円、大学・高校生500円

※中学生以下、障害者手帳をご提示の方およびその介助者1名は無料

公式サイト
https://www.eiseibunko.com/
お問い合わせ

03-3941-0850

Venue Information

会場
永青文庫
主催
永青文庫