終了

ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室

イェール大学で色彩の授業を行うアルバースと学生 1952年 撮影者不詳 ジョセフ&アニ・アルバース財団
Courtesy of the Josef and Anni Albers Foundation

ジョセフ・アルバース《破片の入ったグリッド絵画》1921年頃 ジョセフ&アニ・アルバース財団
© The Josef and Anni Albers Foundation / JASPAR, Tokyo, 2023 G3217
Photo: Tim Nighswander/Imaging4Art

作者不詳[バウハウスの学生]《紙による素材演習》制作年不詳(2023年再制作) ミサワホーム株式会社

ジョセフ・アルバース《正方形讃歌》1952–54年 DIC川村記念美術館
© The Josef and Anni Albers Foundation / JASPAR, Tokyo, 2023 G3217

ジョセフ・アルバース(1888–1976)は画家、デザイナー、そして美術教師として知られています。ドイツで生まれた彼は、造形学校バウハウスで学び、のちに教師となって基礎教育を担当しました。同校の閉鎖後は渡米し、ブラックマウンテン・カレッジや、イェール大学に勤務。戦後アメリカの重要な芸術家たちを育てました。

アルバースは授業の目的を、「目を開くこと」だと述べています。彼はただ知識を教えるのではなく、学生に課題を与え、手を動かして考えることを促しました。そうして答えを探究することで、色彩や素材のもつ新しい可能性を自ら発見させようとしたのです。そしてアルバース自身もまた、生涯にわたり探究を続けました。そこから生み出されたのが、バウハウス時代のガラス作品から、家具や食器などのデザイン、絵画シリーズ〈正方形讃歌〉に至る、驚くほど多様な作品群です。

本展ではアルバースの作品を、彼の授業をとらえた写真・映像や、学生による作品とともにご紹介します。制作者/教師という両側面からアルバースに迫る、日本初の回顧展です。

Event Information

展覧会名
ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室
開催期間
2023年7月29日~11月5日 終了しました
開館時間
09:30~17:00
(最終入館時間 16:30)
休館日
月曜日 (ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
入館料

一般 1,800円、学生・65 歳以上 1,600円、高校生以下 無料
障害者手帳をお持ちの方と付き添い1名 無料

公式サイト
https://kawamura-museum.dic.co.jp/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
DIC川村記念美術館
主催
DIC株式会社