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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
現代美人画 エキゾチックウーマン展/郷さくら美術館
郷さくら美術館にて、「現代美人画」を紹介する展覧会が開催中です。
本展では、現代日本画を専門とする郷さくら美術館コレクションから、可憐で華やかな女性を描いた選りすぐりの「現代美人画」を紹介します。
女性を描いた作品は古今東西に数多く存在していますが、描かれる女性の装いや美しさは時代や文化によって異なります。
皆さんは「美人」と聞くとどんな人を思い浮かべますか?人によって価値観もさまざまですよね。
本展では、日本的な美人から、異国情緒あふれるエキゾチックな美人までを堪能することができます。
展示室はひときわ目を引く屏風《夜昼桜図》の展示からスタート。
染谷香理《夜昼桜図》2020年
尾形光琳の《紅白梅図》からインスピレーションを得たという本作は、左隻と右隻でそれぞれ昼と夜の桜を表現しています。
中央に描かれた水の表現が、やまと絵の表現に通ずる部分があるのではないでしょうか。
本作は、郷さくら美術館の滝口学芸員もお気に入りの作品だそうです。
そしてスフマート編集部のお気に入りはこちら!
西岡悠妃《阿波のおと》2023年
《阿波のおと》は東北地方の阿波踊りを描いたもので、足の動きや音が今にも聞こえてきそうです。
作品ひとつひとつを観ていると気づくのですが、美人ってとあるモチーフと一緒に描かれることが多いんです。
皆さまお気づきでしょうか。
中川 脩《麗日》1995年
それは・・・お花なんです。
確かに美しい人と美しいお花って映えますよね。本展では、美人を引き立てる花の存在にも注目してみてくださいね。
恒例企画「桜百景」も同時開催中!夏でも冬でも、ここでは満開の桜を楽しむことができるんです。
今回は、桜と美人画の作品14点を展示。そのうち2点は郷さくら美術館で初公開となっています。
初公開作品のひとつである《道成寺 清姫》を少しだけご紹介します。
佐藤 晨《道成寺 清姫》2021年
道成寺伝説をテーマに描かれた本作。
道成寺伝説とは、僧の安珍に思いを寄せた清姫が裏切られ、その憎しみから蛇に変化して安珍を追いかけ、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すというもの。
作品を見ていても、清姫は見当たりません。
もしかするとこの美しい孔雀が清姫なのでしょうか。金色で表現された火と、夜に吹雪く桜がとても幻想的ですよ。
岩絵具のきらめきや細かい表現も、展示ケースごしではなく直接鑑賞できるので、お見逃しなく!
古今東西のさまざまな「エキゾチックウーマン」を鑑賞できる本展。
ユニークな試みとして、会期中着物で来館すると、入館料が50円引きになるそうです。秋の目黒川沿いに着物・・・最高に楽しそうですね♪
この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。