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2024年11月1日
真言宗立教開宗1200年記念 特別拝観「東寺のすべて」10月31日(火)まで開催中
京都の観光名所のひとつである「東寺」は、唯一残る平安京の遺構です。
2023年、弘法大師空海が東寺で真言宗を立教開宗して1200年を迎えました。
そんなメモリアルイヤーを記念し、東寺では真言宗立教開宗1200年記念 特別拝観「東寺のすべて」が開催中です。
公式サイト:https://toji1200th.jp/
特別拝観「東寺のすべて」開催期間中は、普段は非公開の美しい密教美術で彩られた五重塔の中や、重要文化財 灌頂院(かんじょういん)を公開。
また、日本を代表する写真家・土門拳さんの写真展、アーティスト小松美羽さんの展覧会なども同時に開催しています。
本記事では、特別拝観「東寺のすべて」の見どころや、東寺おすすめのフォトスポットなどをご紹介します。
10月31日まで開催中の言宗立教開宗1200年記念特別拝観「東寺のすべて」。拝観スポットは全部で8つあります。
ここでは、8つある拝観スポットの中から、編集部オススメのスポットをピックアップしてご紹介します。
(右)国宝 両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅) 胎蔵界
(左)国宝 両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅) 金剛界
いずれも、展示期間:9月20日~10月21日(写真提供:株式会社 便利堂)
宝物館では、2023年秋季特別公開真言宗立教開宗1200年記念「東寺の宝物をまもり伝える」が開催中です。
本展では、10月21日まで国宝「両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅)」、10月22日からは国宝「弘法大師尺牘(風信帖)」を特別公開するほか、東寺の第一級の寺宝を一堂に紹介します。
※宝物館での秋期特別公開は9月20日~11月25日まで開催されます(会期中無休)。
灌頂院 写真提供 株式会社便利堂
普段は非公開の灌頂院では、アーティスト小松美羽さんによる《ネクストマンダラ-大調和》を展示しています。
小松美羽 ネクストマンダラ ‐ 大調和 写真提供 株式会社 風土
真言宗立教開宗1200年を記念し、表装を終えて東寺に奉納された「陰陽・白黒」「虹・彩」の二幅一対の曼荼羅(まんだら)。
特別拝観期間中は、灌頂院で二幅一対の曼荼羅を観ることができますよ。
「土門拳東寺写真展」が食堂(じきどう)で開催中。
密教美術の宝庫である東寺に魅せられ、仏像や建築などを900カット以上も撮影したという土門拳さん。
撮影の成果は全5冊から成る『古寺巡礼』とは別に、独立した1冊の大型写真集『大師のみてら 東寺』にもまとめられました。
平等院鳳凰堂大棟鳳凰撮影中の土門拳(1964年)(写真提供:土門拳記念館)
本展ではこの写真集に含まれる代表作50点を展示します。
土門拳 五重塔斜陽(写真提供:土門拳記念館)
食堂内の特設ショップでは、特別拝観の開催を記念したオリジナルグッズも販売されています。こちらもお見逃しなく。
東寺は、正しくは教王護国寺(きょうおうごこくじ)といい、平安建都の際、都の南玄関、羅城門の東に造られました。
1994年に、世界文化遺産に登録された東寺。JR京都駅から徒歩で約15分の距離にあるため、京都観光の最初や最後を彩る観光地として高い人気を誇ります。
平安京誕生とともに建立された東寺は、国立の寺院(官寺)でした。
その寺院を桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇は、唐で新しい仏教や密教を学んで帰国した弘法大師空海に託しました。
そして、東寺は日本で初めての密教寺院となります。
東寺に来たら、御影堂(みえどう)へのお参りをお忘れなく。
御影堂は、弘法大師空海が住まいにしていたお堂です。
現在でも毎日、弘法大師空海が生きた時代と同じように、一の膳、二の膳、お茶をお出ししているのだそう!
御影堂をお参りして、ひととき弘法大師空海に京都観光の安全を祈ってみてはいかがでしょうか。
東寺の中心に建つ講堂には、弘法大師空海が伝えたかった密教の教えを、視覚的に表した立体曼荼羅があります。
重要文化財 講堂立体曼荼羅・五智如来坐像(写真提供:株式会社 便利堂)
東寺の中心に大日如来を安置し、寺域を巨大な曼荼羅にレイアウトした弘法大師空海。
密教を体感できる立体曼荼羅は、当時もっとも先鋭的なビジュアルだったに違いありません。
弘法大師空海が伝えたかった密教の教えを、講堂でぜひ体感してみてください。
京都のランドマークのひとつである東寺の五重塔。高さは約55mで、木造の建造物としては日本一の高さを誇ります。
五重塔は、落雷などによって4度焼失しました。
現在の五重塔は、1643年に再建した5代目にあたります。
10月31日までの特別拝観期間中は、普段は非公開の五重塔の内部も観ることができますよ。
五重塔(国宝) 内陣(写真提供:株式会社 便利堂)
美しい密教美術で彩られた五重塔の内部もお見逃しなく!
東寺のおすすめのフォトスポットは、五重塔の近くにある池を挟んだところ!
この位置からだと、五重塔の全身を入れて撮影することができます♪
東寺の思い出に撮影してみては?
京都市内にただひとつ、平安時代以来そのままの幅で残っている櫛笥小路(くしげこうじ)。
この小路は、東寺の隣に建つ学校の生徒たちの通学路にもなっています。
櫛笥小路の東側に建つ観智院(かんちいん)は、真言宗の勧学院、大学の研究室のようなところです。
庭のみ、写真撮影OK
本堂の中央にある庭では、季節を彩る草木を楽しむことができます。
縁側に座って眺める景色も最高!
時期にもよりますが、朝早い時間に行くと比較的落ち着いてお庭を楽しむことができますよ。
創建1200年を迎えた京都・東寺。
この秋は、その魅力を伝える真言宗立教開宗1200年記念特別拝観「東寺のすべて」へ足を運び、弘法大師空海が遺した密教の美しい世界を体感してみてはいかがでしょうか。
■Exhibition Information
真言宗立教開宗1200年記念
特別拝観「東寺のすべて」
会期:10月9日(月・祝)~10月31日(火)
拝観時間:9:00〜17:00(拝観受付は16:00まで)
会期中無休
公式サイト:https://toji1200th.jp/