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2024年11月1日
企画展「発見!雑誌づくり工場(無線とじ編)」/市谷の杜 本と活字館
印刷・製本関連や出版の事務所が多く存在する新宿区。
そのなかでも中心的な存在である「大日本印刷株式会社(以下、DNP)」の本社が、市谷加賀町にあります。
DNP本社ビルのおひざ元に、レトロな建物が建っていますね。こちらは、DNPの前身である秀英舎の「営業棟」を復元した建物。
現在は「市谷の杜 本と活字館」として、文字のデザイン、活字の鋳造から印刷・製本までのプロセスを展示、紹介する施設として一般開放されています。
公式サイト:https://ichigaya-letterpress.jp/
そんな市谷の杜 本と活字館を、スフマート編集部がレビュー!
同館の見どころや、2024年10月14日まで開催中の企画展「発見!雑誌づくり工場(無線とじ編)」についてご紹介します。
明治時代、市谷加賀町に秀英舎(現・大日本印刷株式会社(DNP))が第一工場を建設して以来、新宿区には印刷・製本関連や出版の事務所が多く存在しています。
市谷の杜 本と活字館は、1926年の竣工以来「時計台」の愛称で親しまれてきた旧営業棟の建物を修復・復元し、活版印刷について紹介する文化施設です。
創業時から続けてきた活版印刷業を2003年に終了したDNP。
しかし、それ以降も活字や鋳造機、活版印刷機などを多数保存してきました。
市谷の杜 本と活字館では、DNPが大切に保管してきた資料を観たり、実際に活版印刷のモノづくりを体験できたりしますよ。
その一部をご紹介しますね!
かつての印刷工場の風景を一部再現した「印刷所」。
ここでは、同館のメインの展示ともいえる「平台式活版印刷機」が展示されています。
戦前に製造されたと思われるこちらの印刷機。
長年倉庫で保管されていたところを、解体・修理・復元を行い、開館中は動くところも見ることができます!
普段は入れない「印刷所エリア」を、印刷担当のスタッフが解説・案内するイベント「印刷所ツアー」も開催。
この印刷所ツアーでは、活字の棚(ウマ)を間近で観ることできますよ(予約制)。
「印刷所ツアー」などのイベントの最新情報は、公式サイトをご確認ください。
また、2階には活字を巨大化した「活字ベンチ」も!
館内を観てまわって疲れた足を、活字に腰かけて休めてみては?
2階の「制作室」は、実際に印刷と本づくりが体験できるコーナーです。
昨今は「製本ブーム」でもあるので、さまざまな種類の印刷・製本に関する機器が並ぶこの空間はファンには堪らないかもしれません。
今回は初心者でも気軽に楽しめて、来館記念のグッズも作れる「卓上活版印刷機」に注目!
手動で印刷できる「卓上活版印刷機」。本と活字館では「テキン」と呼ばれています。
スタッフに由来を聞いてみたところ、手動式=テ(手)とインキングの「キン」で「テキン」と呼ばれるようになったらしいとのこと!
編集部もスタッフの指導のもと、来館グッズを作ってみました!
今回は、10月14日まで開催中の企画展「発見!雑誌づくり工場(無線とじ編)」のメインビジュアルに使われているキャラクターのしおりを作成しましたよ。
秋の読書のお供にぴったりな来館グッズです♪
制作室の隣にある「展示室」へ!
開催中の企画展「発見!雑誌づくり工場(無線とじ編)」は、雑誌が完成するまでのいろいろな工程の中から、「印刷」と「製本」に焦点を当てた展覧会です。
山と溪谷社の登山専門誌『山と溪谷』2024年5月号の製造現場に密着した本展。
実際の印刷工場の作業風景を映像で紹介しながら、1冊の雑誌ができるようすを丁寧に紹介しています。
展示会場入口で配布されているパンフレットと赤シートを持って、クイズに挑戦することもできますよ!
全て答えたら2階の受付で参加賞がもらえます♪
活版印刷とモノづくりが体験できる市谷の杜 本と活字館。
遠方の方は、公式サイトからオンラインで「VRツアー」で館内のようすを観ることもできます。
モノづくりが好きな方はもちろん、館内もレトロな雰囲気なので建築好きの方も楽しめる文化施設です♪
現在は「予約なし」で来館可能!また、入館料も無料なので、ぜひ足を運んでみてくださいね!