これから開催

特別展 「 宋元仏画ー蒼海(うみ)を越えたほとけたち 」

国宝 孔雀明王像 中国・北宋時代 11~12世紀 京都・仁和寺蔵

国宝 阿弥陀三尊像 普悦筆 中国・南宋時代 13世紀 京都・清浄華院蔵

国宝 観音猿鶴図 牧谿筆 中国・南宋時代 13世紀 京都・大徳寺蔵

観音菩薩像 朝鮮半島・高麗時代 13~14世紀 奈良・大和文華館蔵

古くから仏教を信奉してきた日本は、仏教の先進国であった中国を慕い、規範や最新の情報を求めて海を渡りました。聖徳太子が派遣した遣隋使や、空海や最澄をはじめとした遣唐使の活躍によって、日本に多くの仏教文物がもたらされたことはよく知られています。

本展では、その後も日本に舶載されつづけた仏教文物のうち、宋・元時代の仏画を中心として紹介します。

数百年、古いものでは千年近く前に制作された宋元仏画には、当時の人々が救い手として信仰した仏たちの姿がとどめられています。宗教性と芸術性においてきわめて優れたこの絵画群は、東アジアの仏教絵画の最高峰と称えるにふさわしい水準をもっています。日本の仏教文化の中で重要な役割を果たし、今日まで大切に守り伝えられてきた結果、日本に現存する宋元仏画は、いまや量、質ともに世界で最も充実しているといえます。

本展は、日本に残る貴重な宋元仏画の全体像に迫る過去最大規模の展覧会です。2025年秋、その魅力とともに、日本文化の国際性や包容力、多様性をあらためて見直し、いまに伝えられた奇跡をひろく分かちあう機会となるでしょう。

前期:9月20日~10月19日
後期:10月21日~11月16日
※会期中、一部の作品は展示替を行います

Event Information

展覧会名
特別展 「 宋元仏画ー蒼海(うみ)を越えたほとけたち 」
開催期間
2025年9月20日~11月16日
公式サイト
https://www.kyohaku.go.jp/
お問い合わせ

075-525-2473(テレホンサービス)

Venue Information

会場
京都国立博物館 平成知新館
主催
京都国立博物館、毎日新聞社、京都新聞