これから開催
特別展「魂を込めた 円空仏 —飛騨・千光寺を中心にして—」
江戸時代の山林修行僧円空は、愛知、岐阜を中心に関東、北陸、さらに北海道までを巡り、各地に木彫の神仏像いわゆる「円空仏」を多数のこしました。現存するその数は約5000余体ともいわれます。円空は、材となる「樹木」に神仏を観想(かんそう)し、「樹神」の姿を求めて彫刻しました。それは現在ものこる生木に直接鉈なたを下ろした像高2メートルを越す飛騨・千光寺の金剛力士立像で明らかにされ、日本の彫刻史では平安時代の樹神信仰すなわち「立木仏(たちきぶつ)」に源を求めることができます。
また円空は、樹木を「削る」こと自体に仏教儀礼の意味をもたせ、「削り痕」をそのままのこしています。それが「円空仏」として今日まで伝えられ、現代彫刻にも通じる造形の魅力にもなっています。
円空が樹木に「樹神」を観、魂を込めて「削った」神仏像は、奈良時代から伝えられる「飛騨の匠」の伝統を継承する岐阜県の飛騨が最もふさわしい舞台といえます。
Event Information
- 展覧会名
- 特別展「魂を込めた 円空仏 —飛騨・千光寺を中心にして—」
- 開催期間
- 2025年2月1日~3月30日
- 開館時間
-
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
- 休館日
-
月曜日 (ただし2月10日、2月24日は開館)、2月23日
- 入館料
一般 1,500(1,300)円、大学・高校生 1,000(900)円、中学生以下 無料
※70歳以上の方は1,200円(要証明)。
※20名様以上の団体の方は( )内割引料金となります。
※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券のご提示で、2回目以降は( )内割引料金となります。
※障害者手帳をご呈示いただいた方、およびその介護者1名は無料です(ミライロIDも可)。
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 三井記念美術館
- 主催
- 三井記念美術館、読売新聞社
Ticket Present
本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2025年2月9日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。