イトウ先生と美術のさしすせそ/かわいい美術(第11回)

2025年4月10日

「かわいい」って素晴らしい♪ 今日もイトウ先生と一緒にアートについて考えてみましょう

イトウ先生と美術のさしすせそ」は、最近アートが好きになった編集者のミワちゃんが、イトウハジメ先生に美術について質問したり、ああでもないこうでもないと話したりする不定期連載です。

ミワちゃんが熱心にやっていることが気になるイトウ先生。

今回は、先生とミワちゃんと「かわいい美術」をのぞいてみましょう♪

イトウ先生って?

イトウハジメ。中学の美術講師の日常を、繊細なイラストで投稿したInstagramが大人気に。現在は大学で教壇に立ちながら、美術教育に関する研究をしています。

『美術学生イトウの足跡』『美術学生イトウの微熱』/イースト・プレス その他著書『イトウ先生の世界一わかりやすい美術の授業』/光文社 『イトウ先生、授業の時間です。』『放課後のオレンジ』/KADOKAWA 『美術学生イトウの青春』『僕と小さな怪獣』/イースト・プレスなど。

本編

イトウ先生より

美術館の展示に足を運ぶと、たくさんのチラシが目にとまります。

ぼくもついついお洒落なチラシに手が伸びて、家に持ち帰ったりするのですが・・・そこから「かわいい」を切り取るなんて思いもよりませんでした。

「かわいい」とは「フワッとして明るい色のもの?」、なんていうぼくの枠組みは、どうやら狭すぎるようです。

お姫様から幽霊まで・・・あらゆるものを指して「かわいい!」と受け入れる懐の広さは、とてもポジティブでおおらかな鑑賞姿勢かもしれません。

様々なジャンルがコラージュされ、そのうちミワちゃんのスケッチブックが一つの作品として完成したら面白いですね。

編集者ミワちゃんより

ちっちゃくてかわいい、なんか丸っこくてかわいい、ドレスの配色がかわいい・・・かわいいって言葉、つい乱用しがちです。

例えば有名な絵を観た時。つい答えを探しがちですが、「ここがかわいい!」「・・・なんか好き!」だけでも全然OK。

鑑賞して自分のテンションが上がったり、わくわくしたら、それはもう立派な美術鑑賞♪

ゆる~いミワちゃんの鑑賞スタイルが、ヒントになったら嬉しいです。

 

次回もお楽しみに!

イトウ先生と美術のさしすせそ/かわいい美術(第11回)①

イトウ先生と美術のさしすせそ/かわいい美術(第11回)②