これから開催
ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―
20世紀を代表するイギリスの陶芸家ルーシー・リー(1902-1995)の、国内では約10年ぶりとなる回顧展です。
オーストリアのウィーンで生まれたルーシー・リーは、ウィーン工芸美術学校で轆轤(ろくろ)を用いた制作に魅了され、陶芸の道へと進みました。作家としての地位を確立しながらも、1938年に戦争で亡命を余儀なくされると、作陶の場をイギリスのロンドンへ移します。ろくろから生み出される優雅なフォルム、象嵌や掻き落とし技法による独創的な文様、そして釉薬によって生み出される豊かな色彩など、彼女の作品がもつ繊細さと凛とした佇まいは、多くの人々を魅了し続けています。
本展では、ウィーンで出会ったヨーゼフ・ホフマンや、ロンドン時代に知り合ったバーナード・リーチ、ハンス・コパーなど、リーと交流のあった作家たちの作品をあわせて展示し、日本を中心とした東洋のやきものとの関係性も見直します。制作初期から円熟期まで、リーが出会った場所、人、もの、時代背景を交えながら作品を紐解くことで、その造形の源泉や作品に表された信念に迫ります。
Event Information
- 展覧会名
- ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―
- 開催期間
- 2026年7月4日~9月13日
- 開館時間
-
10:00~18:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
-
月曜日 ※ただし7月20日(月)は開館、7月21日(火)は休館
- 入館料
一般=1,400円(1,120円)/大学生(専修・各種専門学校含む)=1,120円(890円)/高校生、65歳以上=700円(560円)
※中学生以下は無料
※( )内は団体料金。団体は20名以上(事前申請が必要)
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料
※教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 東京都庭園美術館
- 主催
- 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館、東京新聞