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「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」
本展は、京橋に暮らす人に焦点を当てつつ、地域の魅力を伝えようとするものです。展覧会のタイトルにある「ぎぼしうち(擬宝珠内)」は、京橋を含むエリアの通称として江戸時代に生まれた言葉です。橋の欄干の飾りである擬宝珠は、江戸の中心部にある京橋、日本橋、新橋の3つの橋が幕府直轄であることを示すもので、その内側に住むことは、住民の誇りでもありました。
江戸の昔より、京橋はたくさんの人が行き交うにぎわいのある場所でした。しかし今、住んでいる人はとても少なくなってきています。京橋は「誰もが知っているけれども、よくは知らない街」になったとも言えます。
今回、人の生きざまを撮ることを得意とし、写真集「浅田家」で2009年に木村伊兵衛賞を受賞した写真家・浅田政志氏が、京橋を自ら歩き、そこに長く暮らしている人々と出会い、語り合い、そしてカメラに収めました。本展は、江戸から続く文化の中に息づいた、現代のぎぼしうちの人々の日常の光景から、家族や時間、そして歴史を考える機会をもたらすことを主題としました。
本展では、ゲストアーティストとしてアーティストユニットのmagmaの2人と歌人でコピーライターの伊藤紺氏を迎え、擬宝珠をモチーフにした立体作品と言葉によって、訪れる人の想像力をかき立てます。
Event Information
- 展覧会名
- 「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」
- 開催期間
- 2022年4月9日~6月5日 終了しました
- 開館時間
- 11:00~19:00
- 休館日
- 月曜日
- 入館料
無料
- お問い合わせ
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Venue Information
- 主催
- 東京建物株式会社
- 関連展示:赤々舎特設ギャラリーショップ
赤々舎は、2006年に設立された、アートブックの出版社です。写真集と現代美術の作品集を中心にこれまでに約250冊を刊行してきました。
「浅田政志 ぎぼしうちに生まれまして。」の開催期間中、特設ギャラリーショップをBAG-Brillia Art Gallery-の展示スペース「+2(プラスツー)」に設け、赤々舎の出版物を展示・販売しています。
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