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野又 穫 Continuum 想像の語彙
目の前に広がる見知らぬ風景に、不思議な構築物がそびえ立つ。なぜか懐かしさを感じさせる野又穫(のまた みのる、1955-)の絵画は、架空の光景と一言で片付けることのできない、現実と地続きにある非現実とでもいうべき独特の世界が特徴です。
東京オペラシティアートギャラリーコレクションの寄贈者・寺田小太郎氏は野又の作品をこよなく愛し、1980年代から毎年収集を続け、同館は代表作40点あまりが収蔵される最大の所蔵館となりました。
野又は東京藝術大学でデザインを学んだ後、広告代理店のアートディレクターとして勤務するかたわら絵画制作に取り組みました。1986年佐賀町エキジビット・スペースでの個展を皮切りに、いくつかの個展を開催して作家活動に専念することとなり、以降「知る人ぞ知る」作家として熱心なファンの注目を集めてきました。そんな野又は2020年、イギリスの有力ギャラリー、ホワイト・キューブにてオンライン個展が開催された後、同ギャラリー所属が決まり、一躍世界を舞台とする作家となったのです。
そのきっかけは、2004年東京オペラシティアートギャラリーでウォルフガング・ティルマンスと同時開催で行われた野又の個展でした。来日中の現ディレクターがこの個展を観た記憶が年月を経て結実し、今日の国際的な注目へとつながりました。
企画展示室では初めての個展となる本展では、同館コレクションはもとより、初期から最新作まで、野又穫の全貌を広々とした空間で展示する機会とします。
Event Information
- 展覧会名
- 野又 穫 Continuum 想像の語彙
- 開催期間
- 2023年7月6日~9月24日 終了しました
- 開館時間
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11:00~19:00
(入場は18:30まで)
- 休館日
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月曜日 祝日の場合翌火曜日、8月6日(全館休館日)
- 入館料
一般1,400円、大・高生800円、中学生以下無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 主催
- 公益財団法人 東京オペラシティ文化財団