終了

野又 穫 Continuum 想像の語彙

《Perspective-21 内なる眺め 21》2001
アクリル絵具、キャンバス 194.2 × 112.1cm
東京オペラシティ アートギャラリー蔵
photo: 髙橋健治

《Eastbound-23 東方へ 23》1999
アクリル絵具、キャンバス 130.5 × 97.2 cm
東京オペラシティ アートギャラリー蔵
photo: 髙橋健治

《Windscape-20 風見の地 20》1997
アクリル絵具、キャンバス 97.4 × 227.6cm
東京オペラシティ アートギャラリー蔵
photo: 髙橋健治

《Babel 2005 都市の肖像》2005
アクリル絵具、キャンバス 226.5 × 162.0cm
東京オペラシティ アートギャラリー蔵
photo: 髙橋健治

《Arcadia-24 永遠の風景 24》1988
アクリル絵具、キャンバス 91.0 × 60.6cm
東京オペラシティ アートギャラリー蔵
photo: 早川宏一

目の前に広がる見知らぬ風景に、不思議な構築物がそびえ立つ。なぜか懐かしさを感じさせる野又穫(のまた みのる、1955-)の絵画は、架空の光景と一言で片付けることのできない、現実と地続きにある非現実とでもいうべき独特の世界が特徴です。

東京オペラシティアートギャラリーコレクションの寄贈者・寺田小太郎氏は野又の作品をこよなく愛し、1980年代から毎年収集を続け、同館は代表作40点あまりが収蔵される最大の所蔵館となりました。

野又は東京藝術大学でデザインを学んだ後、広告代理店のアートディレクターとして勤務するかたわら絵画制作に取り組みました。1986年佐賀町エキジビット・スペースでの個展を皮切りに、いくつかの個展を開催して作家活動に専念することとなり、以降「知る人ぞ知る」作家として熱心なファンの注目を集めてきました。そんな野又は2020年、イギリスの有力ギャラリー、ホワイト・キューブにてオンライン個展が開催された後、同ギャラリー所属が決まり、一躍世界を舞台とする作家となったのです。
そのきっかけは、2004年東京オペラシティアートギャラリーでウォルフガング・ティルマンスと同時開催で行われた野又の個展でした。来日中の現ディレクターがこの個展を観た記憶が年月を経て結実し、今日の国際的な注目へとつながりました。

企画展示室では初めての個展となる本展では、同館コレクションはもとより、初期から最新作まで、野又穫の全貌を広々とした空間で展示する機会とします。

Event Information

展覧会名
野又 穫 Continuum 想像の語彙
開催期間
2023年7月6日~9月24日 終了しました
開館時間
11:00~19:00
(入場は18:30まで)
休館日
月曜日 祝日の場合翌火曜日、8月6日(全館休館日)
入館料

一般1,400円、大・高生800円、中学生以下無料

公式サイト
https://www.operacity.jp/ag/
お問い合わせ

050-5541-8600

Venue Information

会場
東京オペラシティ アートギャラリー
主催
公益財団法人 東京オペラシティ文化財団