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2024年11月1日
トンコハウス・堤大介の「ONI展」/PLAY! MUSEUM
2020年にオープンして以来、「ぐりとぐら」や「コジコジ」、また今年生誕100周年を迎えた「柚木沙弥郎」展など、ユニークな展覧会を開催し話題を集めているPLAY! MUSEUM。
そんなPLAY!で現在、同館では初となるアニメーションの展覧会が開催中です。
トンコハウス・堤大介の「ONI展」は、メイキング(制作過程)の紹介だけではなく、映像作品『ONI ~ 神々山のおなり』の世界に入り込める没入型の展覧会です。
ここでは、PLAY!が提案する新感覚のアニメーションの展覧会の見どころを紹介します。
「トンコハウス」は、ピクサー出身の堤大介氏とロバート・コンドウ氏率いるアメリカのアニメーションスタジオです。
アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたデビュー作『ダム・キーパー』(2014)で脚光を浴び、活動を本格化させました。
『ONI ~ 神々山のおなり』場面写真
本展で紹介されている『ONI ~ 神々山のおなり』は、2022年10月21日に堤氏が監督を務めた初の長編アニメーション作品です。
古くから日本で描かれてきた「鬼」を題材に、森に暮らすユーモアあふれる妖怪や神様たちが、誰の心にも潜む恐れと向き合いながら成長していくようすを、3DCGで描いた本作。
Netfiixオリジナル作品として公開され、子どもから大人まで年齢問わず楽しめる現代の新しい民話として、高い評価を受けています。
PLAY!初となるアニメーションの展覧会である「ONI展」では、アニメーション作品『ONI』を空間演出で味わう新しいエンターテインメント体験として、来場者を『ONI』の作品世界へと誘います。
アニメーションの展覧会といえば、メイキング(制作過程)の紹介が一般的ですが、本展ではアニメーション作品『ONI』の世界を体感できるさまざまな仕掛けが、会場内のあちこちに施されています。
そんな楽しい本展の展示空間は、DRAWING AND MANUALを率いる映像作家/写真家の菱川勢一氏と、ブルーシープが協力して作り出されました。
なかでも、空間デザインを担当した菱川氏による光のインスタレーションは必見!本展のクライマックスを飾るにふさわしい、体験展示です。
会場内に設置された和太鼓を叩くと「モリノコ」と呼ばれる光の粒が輝くようになっています。
「どん、つこつこつこ、わっしょい、わっしょい」と、アニメーション『ONI』のクライマックスシーンを思い浮かべながら、太鼓を演奏してみてくださいね◎
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なお、本展は一部会場を除き、写真撮影・動画撮影が可能です。演奏のようすをSNSで共有してみては?
トンコハウスが得意とする「美しい自然描写」「光や陰影の映像美」を、会場全体で体感できる本展。映像だけはなく、会場内のスクリーンや提灯、凧などにも驚きのこだわりが隠されています!
映像を大きく映すスクリーンは、岐阜県の手漉き和紙職人による特製の和紙スクリーンなのだそう!またその和紙を使用した手作りの提灯も、会場のあちこちを照らしています。
さらに本展では、国内有数の民俗資料コレクションを有する武蔵野美術大学 美術館・図書館 民俗資料室の所蔵品より、日本全国から蒐集された鬼や妖怪のお面、大きな凧などを展示しています。
ちなみに、お正月遊びでなじみ深い「凧(たこ)」の本来の読み仮名は「イカ」なのだそう。空間デザインを担当した菱川氏が、各地の職人と会話をしていた際に一番驚いたことだと教えてくれました。
普段、なかなか触れることのできない日本の古き良きものづくりや、職人の手仕事による素材の質感なども味わえる展示となっていますよ。
トンコハウス・堤大介氏が監督を務めた初の長編アニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』の作品世界に入り込める本展。
本展では特設シアターにて、普段はNetfilxでしか観られないアニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』を、1日数回時間指定で、会期中期間を区切り、全4話を特別上映。本作を観たことある人も、初めて観る人も楽しめますよ◎