塩田千春の作品から他者との「つながり」を考える。圧巻のインスタレーションに注目
2024年10月3日
世田谷美術館コレクション選 わたしたちは生きている! セタビの森の動物たち/世田谷美術館
近現代の作品を中心に、古今東西約16,000点の美術作品を収蔵する世田谷美術館。同館の中でも「動物」が登場する作品を紹介するコレクションによる企画展が開催中です。
油彩、日本画、版画、彫刻など多彩な手法で生み出された動物100種以上が鑑賞できる本展。動物との出会いを大人も子どもも楽しめます♪
世田谷美術館は、開館以来地域に密着した教育普及活動に力を入れており、毎年区立小中学校の子どもたちの来館を約8000人迎え入れています。
こうした活動を活かし、本展では世田谷区立塚戸小学校の5年生とのコラボレーションが実現しました!
展示のプロローグとして、約150匹の動物が出現。子どもたちがそれぞれの思いを込めた動物たちが、来場者を出迎えます。子どもたちの思いは、それぞれの動物についているQRコードから読むことができますよ。
本展では、身近な動物から普段なかなか見られない動物、そして想像上の動物まで100種以上が登場。
自分の好きな動物を探してみるのも楽しそうですね。
また、絵画はもちろん版画、彫刻など多彩なジャンルの作品が展示され、動物の表現の多様さも味わえます。
世田谷美術館は、豊かな自然が楽しめる砧公園の中に位置しています。本展会期中の砧公園は、ちょうと早春の時期。森のような公園と、セタビの森、どちらも楽しむことができるのがとても贅沢ですよね。
展示室の中から自然が見えるのも、世田谷美術館だからこそ!
会期末にあたる3月下旬から4月上旬には、砧公園では840本もの桜が開花するそうです。お花見とあわせて美術鑑賞、素敵ですよね♪
本展では、来場者が自由に創作できるコーナーも用意されています。
画用紙にあなたのこころに住む動物を描き、それをセタビの森に放すというユニークなコーナーです。
会期が終わるころには、動物いっぱいの森が完成していそうですね!こちらは無料スペースで、会期中いつでも入場できるとのことなので、気になる方は参加してみてくださいね。
動物いっぱいで心あたたまる本展。来場者には、展覧会をより楽しむための無料リーフレットも配布していますよ。
また、会期中はオリジナル缶バッジが作れる100円ワークショップや、フリーマーケットなどが実施される「世田谷美術館さくら祭」が開催予定です。
春のワクワクが詰まった展覧会、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?