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2024年11月1日
戦後日本 コスチュームジュエリー史 1950-2000/アクセサリーミュージアム
時代を反映した装身具である「コスチュームジュエリー」。その時代の流行を色濃く反映していることから、当時の世相や文化などを読み解くヒントが隠されています。
現在アクセサリーミュージアムにて、日本のコスチュームジュエリーに焦点を当てた展覧会が開催中です。
アクセサリーミュージアムの田中元子館長が執筆した「日本のコスチュームジュエリー史 1950~2000」の出版を記念する本展。展示室にズラリと並ぶアクセサリーで、日本のコスチュームジュエリー史50年に迫ります!
本展は、アクセサリーミュージアムの田中元子館長が執筆した「日本のコスチュームジュエリー史 1950~2000」の出版を記念して開催されています。
田中館長は、装身具のメーカー・ベンダーを営む親の元に生まれ、幼い頃から装身具やパーツに馴染みがあったといいます。成人してからは父の会社へ入り、商品企画やデザインを行うなど、人生のほとんどをコスチュームジュエリーと共に過ごしてきました。
展示室には時代を象徴するアイテムがびっしり並べられています。
戦後海外向けに作られたという繊細な装身具や・・・
かつてギャルに流行ったデコ電まで!
日本のコスチュームジュエリーの流れを網羅的に紹介するのはもちろん、日本のアクセサリー業界、ファッション業界、当時の日本人が熱狂していたことなどが感じられるような展示ですよ。
コスチュームジュエリーとは装身具の中でも時代を反映したもののことで、「ファッションジュエリー」や「ファンシージュエリー」と呼ばれることもあります。
特に日本のコスチュームジュエリーは流行性の高いものであることから、流行の終わりともに忘れられてしまうことがほとんどだそう。そして、現物が残されることもあまりないといいます。
アクセサリーミュージアムは、1830~2000年代に至るまでの装身具を広くコレクションしているミュージアムです。そして日本のものづくりの技術を継承する場にもなっています。
50年代の戦後から80年代のファッション最盛期に、デザイナーとして活躍してきた田中館長だからこそできた、戦後日本のコスチュームジュエリー史の検証。
ある人にとっては懐かしく、またある人によっては新鮮に感じられる展示です。3世代で来館しても楽しめそうです◎
明治頃から西洋文化が急速に流入した日本では、コスチュームジュエリーが独自の発展を遂げました。
本展ではその流れをアクセサリーミュージアムの所蔵品を通して紹介。
展示室に入ると驚くのはその物量!見切れないほどのコスチュームジュエリーが並んでいます。
企画展示の最後には、館長がデザイナー時代の作業机を再現した部屋も!おしゃれですよね♪
アクセサリーミュージアムは常設展示も見どころの一つです。
所蔵品の数を聞いたところ、なんと約5万点だそう。
欧米や日本のコスチュームジュエリー、その時代を象徴するような服飾品、絵画や家具なども展示しています。
じっくり展示を見ているとまるで海外に来たような気分に。自宅を改装したというあたたかみのある空間で、常設展示も一緒に楽しんでくださいね◎
日本のコスチュームジュエリー史にじっくり向き合える本展。「アクセサリー」という身近なテーマだから、どんな人でも楽しめること間違いなし!
また、新刊「戦後日本 コスチュームジュエリー史 1950~2000」は館内のミュージアムショップでも販売中です。カラー写真と共に200ページ超えのボリュームたっぷりの本となっています。こちらもお見逃しなく。
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