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2024年11月1日
江口寿史展 ノット・コンプリーテッド/世田谷文学館
こんにちは!
美術館巡りが趣味のかおりです。
今回は世田谷文学館で開催中の「江口寿史展 ノット・コンプリーテッド」へうかがってきました〜!
ラッピングされた世田谷文学館の入り口。かわいい!
江口寿史さんは、「週刊少年ジャンプ」で連載された『すすめ!!パイレーツ』『ストップ!!ひばりくん!』などギャグ漫画で人気を博し、80年代から現在に至るまで、ポップカルチャーの象徴とされるイラストレーションで国内外問わず幅広い世代に影響を与え続けています。
今回の展覧会「江口寿史展 ノット・コンプリーテッド」は、これまで数多く開催されたイラストレーション展とはひと味ちがった、「漫画」にフォーカスした展示となっています。
80年代に人気を博した江口先生の漫画は、どこかなつかしい、そして今なお、かわいくて、かっこよくて、おもしろい、続きが気になる展示でした!
ドドンと迫力あるイラストでお出迎え
展示会場は、ポップな80年代の漫画原画から始まります。
会場の雰囲気に心踊ります!
こんなかわいい会場にワクワクしないわけがない!
カラフルな展示会場に、大きく引き伸ばされたイラストパネルと漫画原稿がずらりと並びます。
会期終了までにどんどん追加したり変更したりされるそうなので、何度行っても楽しめます!
漫画の原画が飾られているので、もちろん読めます!
白黒も、2色のものも、カラーのものもあって種類豊富なので、目にたのしい!
展示されている少しの部分しか読めないのですが、すでに気になる『ストップ!!ひばりくん!』。
ひばりくんは女装男子なのです。それにしてもかわいすぎる。
そしてストーリーの続きが気になる・・・!
『すすめ!!パイレーツ』の原稿も。
こういう絵を見ると、「そうだ!ギャグ漫画だった!!」って思い出します。
今とは違う漫画原稿をじっくり見るのもたのしいです。
今回は「漫画」がメインテーマの展示ですが、漫画と同時期に描かれたイラストも展示されています。
漫画だけでなくイラストの展示もあります。
ふとした日常の表情やしぐさをこまかく捉えて、実際にある場面のように情景が眼に浮かぶイラストに心を掴まれます。
視線の向け方、体の曲線、服や小物のディテールで魅力度アップです。
そして左の寝ている女の子のイラストの吹き出しに注目。
「……OKAWARI……OKA-SAN……………」
かわいい…!
セリフが英語ではなくローマ字なのも80年代っぽいですよね。
女性のイラストだけでなく、男性のイラストも素敵です。
いちばんかっこいい、一瞬の瞬間を捉えたイラストにグッときます。
ポーズもいちいちかわいい。
物語性のあるイラストは、さすが漫画家さんです!
カラーイラストの下絵も。アナログの時代はこうして色指定してたんですね!
今はデジタルで描かれていることが多いのでとても新鮮です。
キャラクター原案を担当したアニメや、CDジャケットのイラストなども多数展示されています。
会場には江口寿史先生の当時の仕事場を再現した展示があります。
内覧会にうかがったときには、先生みずから漫画を描いているようすを再現してくださいました!
画版も当時のもの。画版の下にはなんと積み重ねられた当時の「週間少年ジャンプ」が!
ぜひ会場で注目して見てください。
江口先生が子供の時のノートなども展示されていて、先生のお気に入りポイントだそうなので要チェックです!
そしてお楽しみのミュージアムグッズ。
図録はもちろん、ポストカードやクリアファイル、缶バッジなどのグッズからこれまで刊行された画集、アパレルまで豊富に取り揃えられています。
どれも間違いなくスタイリッシュ、あるいはシャレのきいた笑えるグッズが盛りだくさんなので、ぜひお手にとってみてくださいね!
「連載時にリアルタイムで漫画を読んでいた当時の中学生はもちろん、若い方にも、気負わずにふらっと生活に寄り添うようにきてほしい。そして当時の実直な漫画の描かれるようすを見て欲しい」と江口先生は話していました。
会期中に何度も入れ替わる展示、特別イベントの開催、豊富なグッズなど、何度も足をはこぶ価値は十分にあります。
江口先生も思い入れたっぷりの本展示を何度でも楽しんでください!
それでは愉しいアートライフを♪
※混雑時は入場制限あり
※ミュージアムショップの営業は17:30まで