塩田千春の作品から他者との「つながり」を考える。圧巻のインスタレーションに注目
2024年10月3日
きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」MV美術、KAWAII MONSTER CAFEプロデュースなど、世界にKawaii文化が知られるきっかけを作った、アーティスト・増田セバスチャン。
増田の数多くの代表作を展示する展覧会「Yes, Kawaii Is Art」 in 神田明神が、1300年の歴史を誇り、江戸の総鎮守と称えられてきた「神田明神」の敷地内にて、12月4日から開催されます。
本展では、増田のアート作品とともに、世界に影響を与えた“Kawaii”について紹介します。
増田は2020年以降、コロナ禍で沈む人びとの心に色彩で希望を灯すために、世界中に広がるKawaiiコミュニティと対話を続けてきました。
“Kawaii”とは何なのか? なぜ国境や世代、性別を超えて価値観が広がり、コミュニティが継続していくのか?
本展は、そうした考えについて増田の作品と彼の活動を通し、その核心である“Kawaii”が持つ奥深さと新たな可能性を体感するものです。
作品「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」
メイン会場となる祭務所地下参集所には、2014年からニューヨーク、ミラノ、アムステルダムなど海外を巡回したインスタレーション作品「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」を展示。
本作が神田明神で展示される意味を踏まえ、「神社の地下に極めて個人的な祠(=自分だけの小宇宙)を作る試み」という新たな展示形式で公開されます。
さらに同会場には、「Kawaiiアーカイブル・リサーチ」として京都芸術大学ウルトラファクトリーと共同で行ったKawaii文化についてのリサーチの一部も紹介します。
“Kawaii”がどこから来て、どこへ向かうのかを考えるきっかけとなる展示物が並ぶ予定です。
「Kawaiiアーカイバル・リサーチ」
神田明神の入り口にほど近い神楽殿では、ハレの色彩をまとい世界の観光客から原宿のシンボルとして有名になった世界時計作品「Colorful Rebellion -WORLD TIME CLOCK-」を展示します。
アートプロジェクト「Time After Time Capsule」
また境内には、世界12都市で開催した都市型・参加型のアートプロジェクト「Time After Time Capsule」より、2015年にニューヨークのDag Hammerskjold Plazaに約5ヶ月間展示されたハローキティ型のタイムカプセルが登場します!
こちらの貴重な作品もお見逃しなく。
日本発祥の文化「Kawaii」が見せるカラフルな未来像と、日本人の心の根底に流れる「ハレ」と「祝祭」の色彩をキーワードに作られている増田のアート作品が、神田明神に集結する本展。
ここでしか見ることのできない”Kawaii”の世界を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
【開催概要】
展覧会名:増田セバスチャン展 「Yes, Kawaii Is Art」in 神田明神
日程:2021年12月4日~12日
時間:12:00~18:00(最終入場17:30)
会場:神田明神(祭務所地下参集所、神楽殿、境内)
入場料:無料
※「Colorful Rebellion -Seventh Nightmare-」のみ鑑賞料500円
公式サイト:https://sebastianmasuda.com/works/tokyo/
※開催にあたり、新型コロナウイルス等の感染症予防対策を実施致します。一定以上の来場数となった際には入場制限を行いますので予めご了承ください。
本展について、最新情報は増田セバスチャン公式Twitterをご確認ください。