
テーマは『世界の終わり』。ホラー体験が楽しめる展覧会が7月開催!【六本木ミュージアム】
2025年6月19日
魔法少女の軌跡/横浜人形の家
横浜人形の家にて、「魔法少女の軌跡」が開催中です。
小さいころ、一度は魔法少女のアニメを見たことがあるのではないでしょうか。
本展では、魔法少女が過去60年間どのように視聴者を勇気づけ、社会に影響を与えてきたのかを、コレクターによる資料と共に紹介します。
開催は6月29日までです。
少女が魔法を使い活躍する「魔法少女」というジャンル。
その始まりは、今から約60年前、1966年に始まった『魔法使いサリー』だそうです。
サリーちゃんは魔法の国からやってきた王女様で、人間界で魔法を使って活躍したり、さまざまなことを経験します。
『魔法使いサリー』以降、普通の小学生がある日魔法のコンパクトをもらう『ひみつのアッコちゃん』も人気を博しました。
このジャンルに転機が訪れたのが、1992年の『美少女戦士セーラームーン』の登場です。
ある日少女が変身し、仲間と共に“敵”と戦う・・・「ガールヒーロー」のイメージはセーラームーンから始まったと言えるでしょう。
現代だと、プリキュアシリーズも「ガールヒーロー」に位置付けられ、女の子が魔法を使って敵を倒し、世界を倒す設定ですよね。
ある日女の子が魔法を使えるようになるのがお約束の「魔法少女」というジャンル。
これだけ長く人気を維持しているのはなぜでしょうか?
それは、魔法の世界への憧れ心をくすぐるのはもちろん、いつも「自分らしくある」姿勢が、視聴者を勇気づけるからではないでしょうか。
魔法を使えれば、色々できるようになって簡単に物事が進むはずです。
でも魔法よりも大事なものがある。どの時代でも、魔法少女はそんなメッセージをくれます。
さらに、多様なアイデンティティを持つキャラクターを登場させ、時代にあわせたアニメーションを制作しているのも、変わらぬ人気の理由なのかもしれませんね。
本展は、各時代の魔法少女の紹介展示も見どころですが、やはり皆さんが注目しているのは当時販売されていたおもちゃだと思います。
会場では「懐かしい!」「これ持っていたな~」なんて声も聞こえてきました。
お子さんと一緒にお母さんが楽しんでいるようすも見られるそうです。
また、やまなみ工房から、作家のイメージする「ガールヒーロー」を表現した作品。
やまなみ工房 川邊紘子「ガールズヒーロー」2025年
さらには横浜人形の家ならではの、人形作家の展示も!
世代を超えて魔法少女が楽しめる、ここでしか見られない展示となっています。
フォトスポットでは、ファンシーな空間で記念撮影ができます。
スフマート編集部も撮ってみました。手に取るだけでなんだかテンションが上がる・・・魔法ってやっぱりすごい!
「魔法少女」をテーマに、幅広い世代の方が楽しめる本展。
展示を見終わったあとは、感想を書けるスペースもありますよ。みんなの魔法少女の思い出も、のぞいてみてはいかがでしょうか?