暮らしの中のお菓子展/港区立郷土歴史館

人びとの暮らしと菓子の関わりを紹介【港区立郷土歴史館】

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2025年11月4日

港区立郷土歴史館にて、特別展「暮らしの中のお菓子展」が2025年12月14日(日)が開催中です。

本展では、菓子型下絵帳や菓子の木型、年中行事や祭礼のようすを描いた浮世絵などを展示。

日本における菓子のはじまりから現代にいたるまでの移り変わりを紹介します。

日本人とお菓子の関係を紐解く

形も味も多種多様で、人びとの目や舌を楽しませるお菓子。

古くは天皇や貴族、武家など上流階級の食事や神饌(しんせん*)とされていました。
*神饌:神様に捧げる飲食物の総称。「御饌(みけ)」とも呼ばれている。

菓子は、禅宗文化がもたらした点心やヨーロッパから伝来した南蛮菓子などを取り入れて時代とともに変化し、庶民も日常的に口にするようなものになりました。

本展では、そうした日本における菓子の歴史をさまざまな資料から紐解きます。

また、港区域の菓子店の移り変わりについても資料を展示。

現在販売されている港区ゆかりの菓子の関連資料も紹介しています。

本展オリジナルグッズも販売中!

館内のミュージアムショップでは、特別展「暮らしの中のお菓子展」オリジナルグッズも多数展開。

お菓子を紹介する展覧会ということもあり、プレゼントにピッタリな和三盆やオリジナルもなかなどを販売しています。

和三盆 1,700円(税込)

和三盆の形はよく見ると、港区立郷土歴史館をモチーフになっています。
この型は、特注で作ったのだそう。

港区立郷土歴史館ならではのお土産です。

萬形下絵帳もなか(左:フグ、右:フクロウ)各550円(税込)

港区の老舗和菓子屋ともコラボレーション!

こちらは、麻布 青野総本舗とコラボしたオリジナルもなかです。

港区立郷土歴史館のロゴと、本展で展示されている「萬形下絵帳(よろずがたしたえちょう)」のフグとフクロウが模様になっています。

萬形下絵帳 明治期 港区立郷土歴史館蔵

同時開催
「食べられないお菓子展」

4階ギャラリーでは、「ギャラリー展 食べられないお菓子展 ~食品サンプルでめぐるスイーツの世界~」が開催中です。

本物のように美味しそうな、食品サンプルのお菓子を展示。

こちらは、観覧無料で楽しめます。

また、ギャラリー展は写真撮影もOK。

街では見かけないようなユニークな食品サンプルのアートも展示されていますよ。

4階のギャラリー展もお見逃しなく。

 

身近な食べ物である「お菓子」について紹介する展覧会「暮らしの中のお菓子展」。

ふだん何気なく口にしているお菓子の歴史を、港区立郷土歴史館で学んでみてはいかがでしょうか。

Exhibition Information

展覧会名
暮らしの中のお菓子展
開催期間
2025年10月18日~12月14日
会場
港区立郷土歴史館
公式サイト
https://www.minato-rekishi.com/exhibition/okashi.html