ふれあうやきもの/東京都渋谷公園通りギャラリー

作家の個性がきらりと光る「やきもの」と出会う【東京都渋谷公園通りギャラリー】

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2026年3月2日

作家の個性がきらりと光る「やきもの」と出会う【東京都渋谷公園通りギャラリー】

東京都渋谷公園通りギャラリーにて、展覧会「ふれあうやきもの」が2026年5月10日(日)まで開催中です。

本展では、国内の4つの福祉施設のアトリエで創作を行う5名の作家と、その活動をサポートする2名の陶芸家の作品を紹介します。

作家が心に描いた自由なイメージを映し出した、個性豊かな「やきもの」の魅力を2つの視点から探ります。

作り手のイメージをまっすぐ受け止める
「粘土とふれあう」

一つ目の視点の「粘土とふれあう」では、作家たちが心に描いたイメージを立体的な形に表現する過程に注目。ここでは、その作品の一部をご紹介します。

神奈川県の福祉施設「8-18(はちいちはち)」に所属する土橋美穂は、生命力あふれる動物をモチーフとした作品を多数制作しています。

土橋美穂《ライオン》2020年 nullus

本展で展示している作品の中でも、お気に入りの作品は《ライオン》とのこと。

土橋の初期作で、長い時間をかけて各パーツを考えながら作ったため、思い出に残っていると内覧会で話していました。

「8-18」に通う人びととともに、絵画や陶芸の制作を行う陶芸家・植田佳奈の作品も紹介。

展示されているのは、器の表面をヘラなどで彫り、上から顔料を塗ってスポンジでふき取り、もようを浮き出させる技法で作られた作品です。

細かくて不思議なもようが浮かび上がる作品を、ぜひ展示室でじっくりとご覧ください。

障害者支援施設ひばり(栃木県)にて、絵画と陶芸の制作を続ける吉成洋平。波のような力強いうねりを持つ、独特な陶芸作品に注目です。

躍動感あふれる吉成の作品は、一体どのように制作されているのでしょうか。近づいてみると・・・粘土をひも状に成形していることがわかります。

ひも状に成形した粘土を幾重にも積み上げることで、この躍動感あふれるフォルムが完成するのです。

交流スペースでは、さわれる作品が展示されています。触ってその質感を確かめることができますよ。

コミュニケーションから生まれる作品
「人とふれあう」

二つ目の視点は「人とふれあう」。ここでは、やきものを制作する場とそこにかかわる多様な人びとのふれあいに着目します。

本展のために、作家や彼らをサポートする人たちへのインタビューや、それぞれの制作過程を新たに撮影。

作品制作の秘密や、やきものが生み出す人とのふれあいを映像で紹介します。

この映像は、会期期間中のみの限定公開です。

多彩な「やきもの」の魅力にふれる

花びんやつぼのように用途をもつ器から、動物の姿をかたどった作品など。個性豊かな「やきもの」を堪能できる「ふれあうやきもの」展。

会期中の3月29日(日)には、植田佳奈による公開制作が行われます。
その直前の13:30からは、土橋美穂とのアーティスト・トークもあります。どちらも申込不要。

渋谷の街に訪れた際は、ふらりと東京都渋谷公園通りギャラリーに立ち寄ってみては?

Exhibition Information