みゃくみゃくとつなぐ展/日本科学未来館

大阪・関西万博から未来へ。“こみゃく”の展示も!【日本科学未来館】

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2026年3月3日
大阪・関西万博から未来へ。“こみゃく”の展示も!【日本科学未来館】

(左から)大阪・関西万博公式キャラクター・ミャクミャク、日本科学未来館 浅野智恵子館長、クリエイティブディレクター 株式会社VISIONs 代表取締役 一般社団法人 COMMONs 代表理事 引地耕太氏、日本科学未来館 科学コミュニケーション室 調査役 宮原裕美氏

日本科学未来館(以下、未来館)にて、「大阪・関西万博」を振り返り、その成果を未来へとつなぐ展覧会「みゃくみゃくとつなぐ展~万博とひらく未来~」が開催中です。

本展では、万博で紹介された「家庭で作る霜降り肉」「心筋シート」「ミライ人間洗濯機」などの実物展示を、改めて公開します。

また、“こみゃく”が生まれるきっかけともなった、万博の「デザインシステム」についてひも解くほか、若手建築家が担当した意欲的で常識にとらわれない施設建築における挑戦を紹介します。

万博の成果を未来へつなぐ

「未来社会の実験場」として開催された、大阪・関西万博。

「みゃくみゃくとつなぐ展」では、万博会場で注目を集めたさまざまな最先端科学技術の中から、未来の食やヘルスケアに関する実物展示を紹介します。

家庭で作る霜降り肉

東京初公開となる「家庭で作る霜降り肉」。

この霜降り肉は、本物の和牛の細胞を培養し、3Dバイオプリント技術により作製。未来の食に関する課題解決の一つとして注目されています。

自立型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」

また、未来館などが開発を進める自立型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」も展示。

AIスーツケースは、視覚障害者を安全に案内するロボットとして社会実装が目指されています。

周囲の情報を視覚から得ることが難しい視覚障害は、移動するときには、いろいろな手段を駆使しながら周囲の状況を確認しています。

視覚に障害のある方を助けるAIスーツケースは、備え付けのスマートフォンと対話すると、目的地まで誘導してくれる仕組みになっています。
誰もが安心して街歩きを楽しむ未来をつくるために、今を生きる私たちは何をしたらいいのでしょうか。

こうした先端科学技術の実物展示から、未来を考えるヒントが得られる内容になっています。

SNSを中心に広がった
“こみゃく”の秘密

今回の万博では、SNSを中心に“こみゃく”と呼ばれる市民による二次創作が大きな話題となりました。

このような市民の関わり方を実現させたのは、“開かれたデザイン”をコンセプトに掲げる万博の「デザインシステム」の存在と、制作の中心となったクリエイティブディレクターの引地耕太による積極的な発信でした。

本展では、引地がデザインシステムを提案した際の貴重なプロポーザル資料や、万博のデザインに関わる出来事をまとめた年表など、デザインシステムが生まれるプロセスを紹介します。

また、市民により二次創作された“こみゃく”たちも展示。

ボトムアップ型で万博を盛り上げた市民の力も観ることができますよ。

建築の観点から未来社会を考える

「多様でありながら、ひとつ」という会場コンセプトを見事に具現化した「大屋根リング」。万博を象徴する建築として、大きな注目を集めました。

一方で、万博会場内に設置された休憩所やトイレなどの施設では、若手建築家による建築の常識にとらわれない大胆な挑戦が見られました。

本展では、大屋根リング設計者である藤本壮介の設計コンセプトを映像を上映。
また、若手建築家が担当した3つの施設建築を紹介します。

先端科学技術やデザインシステム、建築における挑戦など。
それらを捉え直し、大阪・関西万博の成果を脈々と未来へつなぐ場となる「みゃくみゃくとつなぐ展」。

万博に足を運んだ方はもちろん、行けなかった人も楽しめる内容になっていますよ。

この春、おすすめの展覧会のひとつ。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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