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2026年2月24日
SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー/CREATIVE MUSEUM TOKYO

「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで、アーティスト空山基(そらやま はじめ)の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 ―TOKYO―」が開催されています。
絵画、立体作品、映像、そして大規模なインスタレーションが広大なスケールで展開される、空山基の過去最大の回顧展です。
空山基は、メタリックな質感と、人物や動物のイメージを組み合わせたロボットを精巧に描く作品で知られるアーティストです。
とくに女性の身体をロボットとして表現した「セクシーロボット」シリーズは、1980年代から世界的な注目を集め、ロボットのイメージにも影響を与えてきました。
その活動はアートにとどまらず、ソニーのエンターテインメントロボット「AIBO」のコンセプトデザインや、ロックバンド・エアロスミスのアルバムジャケットなど、音楽や商業分野にも広がっています。

「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
その身体表現や未来的な世界観は、テクノロジーと人間の関係、身体や欲望といったテーマをユーモラスに、時に挑発的に描き出します。
今回の展覧会は大きく9つのセクションで構成されています。
最初の3つの展示室は「The Gallery」として、大判のキャンバス作品が並びます。

「The Gallery」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
過去の作品データを再構築し、高精細に出力したキャンバスに、作家自身が加筆して完成させたシリーズ。女性型ロボットや恐竜、海洋生物など、空山を象徴するモチーフが並び、その世界観に浸れる空間です。
空山は自身の作品について「ほとんど自分が好きなことしか描いていないから、振り返ると筋は通っていると思います。」と語りました。
1978年に初めてロボット表現を発表して以来、現在までその興味が変わらず続いているようすがこの空間からも伝わってきます。

「The Gallery」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
本展のタイトル「光・透明・反射」の通り、空山はこうした光の表現を半世紀にわたり追い続けてきました。その一貫した美学も感じ取れる展示室です。
続く展示室では、「Floating Through Space」という宇宙船を想起させる映像インスタレーション。SF映画のような空間が広がります。

空山基「Floating Through Space」 ©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
その先に展示されているのは、「Space Traveler」。1980年の作品で、フランスの著名なSF雑誌の表紙を飾り国際的な注目を集めた作品《Space Traveler》を立体化した作品です。
天井と床の合わせ鏡の効果で、まるで無重力空間に浮遊するようにも感じられます。

空山基「Space Traveler」 ©Hajime Sorayama. Courtesy of NANZUKA
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
さらに、ハーフミラーのショーケースの中に等身大の女性型のロボットが並ぶ回廊「Mirror Maze」では、ショーケースの中でどこまでも反射を繰り返し、鑑賞者はまるで光の迷宮に入り込んだような感覚を味わえます。

「Mirror Maze」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
空山は今回の展覧会のイメージについて、「私の脳みその中の”遊園地”です。ディズニーランドとかUSJみたいなものです。」と語りました。実際に会場を歩くと、光と鏡の反射に囲まれ、SFのテーマパークを思わせるような空間になっています。
続く「Aquarium」には空山が多く描いてきたロボティック・フィッシュなど、海や魚をモチーフとした絵画のほか、空山が「もっともセクシーな魚」と評するサメの彫刻作品も展示されます。

「Aquarium」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
「Thesmophoria」では雰囲気が一転。まるで海外の美術館のような空間に、女性型ロボットの立体作品群を展開。
古代彫刻のような身体の美しさを意識しつつ、現代的に更新しようとする空山の挑戦の空間です。

「Thesmophoria」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
「Pink Tea Room」は、空山の原画作品が並ぶ空間です。
最初期の作品であり、注目を集めた1978年のサントリーウィスキーのロボット絵画や、エアロスミスのアルバムジャケットの作品など、著名な作品もここで観ることができます。

「Pink Tea Room」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
イラストレーションボードにアクリル絵の具で描かれた作品は、金属の反射や周囲の風景の映り込みまで精巧に描かれています。
「光・透明・反射」を絵の具を使ってどう描き出すのかという、空山が継続して追求してきたテーマも強く感じられる展示室です。
なお、この展示室の中央には、空山基のアトリエの再現も。壁に貼られたポスターや机に並ぶたくさんの小物からは、独創的な作品を生み出すアイデアの源も見えてくるようです。

「Pink Tea Room」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
続く「Archive Room」は、AIBOのデザインやファッションなどの商業コラボレーション作品が並ぶセクション。
そして、最後の展示室「TREX」には、空山が子どものころからアイドルと称していたという恐竜をモチーフとしたロボットの映像作品が展開されます。
SONYとコラボレーションし、映像・音響・振動を連動させた迫力のある映像インスタレーションです。

「TREX」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展示風景
CREATIVE MUSEUM TOKYO、2026年
このほか、1Fにはソニー・ホンダモビリティ株式会社が開発中のモビリティ「AFEELA Prototype Tuned Up by Hajime Sorayama」も初めて展示されるので、ぜひこちらもお見逃しなく。

「AFEELA Prototype Tuned Up by Hajime Sorayama」
ソニー・モンダモビリティとコラボレーションした空山基の芸術観を施したアート作品としての「AFEELA1」
「SORAYAMA 光・透明・反射 ーTOKYOー」展は、空山基の世界観が、絵画、彫刻など、壮大なスケールで体感でき、SF映画のように視覚的に楽しめるエンターテインメント的な要素も強い展覧会です。

空山基氏
一方で、空山は自身の作品について「私の絵は、入口は簡単に入ってこられますが、全てに猛毒が入っています。」と語りました。
光り輝くロボットや未来的な世界は一見ポップで親しみやすさを感じますが、その奥には、人間の欲望や身体、テクノロジーと生命の関係といった深いテーマも潜んでいます。
空山基の最大の回顧展の会場で、ぜひその世界観を体感してみてください。