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2024年11月1日
楳図かずお大美術展/東京シティビュー
長きにわたり歴史に名を刻む傑出したマンガ作品を多く世に送り出した楳図かずお。
そんな楳図の世界を紹介する展覧会が、東京シティビューにて開催中です。
「楳図かずお大美術展」会場風景
※展覧会情報はこちら
楳図かずお作品には、マンガという既存の分野だけでは語りきることができない先見的な世界観、幻視的なビジョンが至るところに発揮されています。
本展はそんな楳図かずおの「比類なき芸術性」に焦点を当て、代表作を通じて、気鋭のアーティストらとともに「楳図かずおの世界」を表現する、今までにない展覧会です。
会場に入ると、まずは代表作のひとつである『漂流教室』のパネルがお出迎え。
「楳図かずお大美術展」会場風景
荒廃した未来世界に校舎ごと送られてしまった小学校児童たちの生存競争を描いた作品です。
さらに進むと、アート・ユニット、エキソニモによるインスタレーションが展示されています。
「楳図かずお大美術展」会場風景
本展のために、現代アートをけん引するアーティスト3組が、楳図作品をテーマにしたインスタレーションを制作しました。こちらもお見逃しなく。
楳図かずおは、1936年に和歌山県高野山に生まれ、奈良県で育ちました。小学校4年生のころには漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。
『へび少女』や『猫目小僧』などのヒット作があることから、“ホラーまんがの神様”と呼ばれています。
また代表作のひとつ『まことちゃん』では、作中のギャグ、“グワシ”が社会現象となりました。
「楳図かずお大美術展」会場風景
このほかにも、『おろち』『洗礼』『わたしは真悟』『神の左手悪魔の右手』『14歳』など、数多くのヒット作を生み出しています。
発売当時の雑誌や、当時の人気をうかがい知ることができる関連資料が展示されます。
制作に4年の歳月を費やした『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』は、1990年代の作品『14歳』以来、実に27年ぶりとなる新作です。
「楳図かずお大美術展」会場風景
本作は1980年代に描かれた『わたしは真悟』の続編であると同時に、時空を超えたそのパラレル・ワールド(並行世界)でもあります。本作は時系列に沿って展開され、物語性を持つ点ではマンガに違いですが、101点から構成される各作品にはコマ割りがなく、1枚1枚が絵画作品として制作されています。
「楳図かずお大美術展」会場風景
『わたしは真悟』から40年の時を超え、楳図かずおが生み出した新たなシンゴの世界をご覧ください。
鑑賞後のお楽しみは、カフェ「THE SUN & THE MOON」の期間限定コラボレーションメニューです!
楳図かずおの世界を表現したコラボスイーツやフード、ドリンクを提供していますよ。
眺めもばっちりですよ。
また、特設ショップでは、本展オリジナルグッズを多数販売しています。
ミニアートコレクションやアクリルキーホルダー、クリアファイルなど。また、デザイナー・吉田ユニが手がけたグッズやX-girlとのコラボグッズも登場します。手軽に楳図アートを楽しむことができますよ。
楳図かずおの世界観をあますことなく体感できる本展。懐かしく、でも誰にも真似できない楳図ワールドが展開されています。
なお、本展は事前予約制(日時指定券)を導入しています。ご来館の際は公式サイトをご確認ください。
©楳図かずお ©エキソニモ ©冨安由真 ©鴻池朋子 ©楳図かずお/小学館