終了

さすが!北斎、やるな!!国芳

-浮世絵のマテリアリティ

葛飾北斎(画)、「冨嶽三十六景 凱風快晴」
天保1〜5年頃(1830−34)、大判錦絵
慶應義塾( 高橋誠一郎浮世絵コレクション)、後期展示

葛飾北斎ほか(画)、『柳の糸』
慶應義塾( 高橋誠一郎浮世絵コレクション)、前期展示

歌川国芳(画)、「源頼光公舘土蜘作妖怪図」
天保14年頃(1843)、大判錦絵三枚続
慶應義塾( 高橋誠一郎浮世絵コレクション)、前期展示

歌川国芳(画)、「安達原一ツ家之図」
安政3年(1856)、大判錦絵二枚続
慶應義塾( 高橋誠一郎浮世絵コレクション)、後期展示

歌川国芳派下絵より、「流行ほふつきの八そふとび」、紙本墨画
個人蔵、全期間展示

北斎と国芳。教科書にもその名が掲載される二人の浮世絵師ですが、19世紀、最幕末の江戸に生きた彼らには確かな接点がありました。

北斎は、勝川春章率いる勝川派で修業したのちに独立し、多様な絵画様式を旺盛に吸収することで、のちに葛飾派(北斎派)と呼ばれる一大絵師集団を作り上げます。一方、国芳は北斎の師春章と同時代のライバル絵師歌川豊春の孫弟子で、その師豊国や同じ派閥の広重はいずれも、北斎の好敵手でした。ところが所伝によれば、国芳本人は先達として北斎を慕って近づいたともされ、逆に北斎が彼の師系への配慮から親密な関係を拒んだとも伝えています。

本展は、慶應義塾が所蔵する高橋誠一郎浮世絵コレクションのなかから、互いに他とは一線を画するエキセントリックな表現で人気を博した二人の浮世絵師、北斎と国芳の魅力を再確認する展覧会です。

あわせて、本展で初めて展示される新出の絵師たちによる下絵群からは、彼らの生き生きとした筆さばきを紹介します。

※前後期で一部作品展示替えあり
前期:5月15日~6月13日
後期:6月15日~7月15日

※詳細はKeMCoウェブサイトをご確認ください。

Event Information

展覧会名
さすが!北斎、やるな!!国芳
-浮世絵のマテリアリティ
開催期間
2023年5月15日~7月15日 終了しました
開館時間
11:00~18:00
休館日
土曜日, 日曜日
※特別開館:5月20日、6月17日、7月15日
※臨時休館:5月22日、6月14日、7月3日
入館料

無料

公式サイト
https://kemco.keio.ac.jp/
お問い合わせ

03-5427-2021

メールでのお問い合わせはこちら

Venue Information

会場
慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)
ギャラリートーク

同館学芸員によるギャラリートークも会期中開催します。
【日時】
・5月29日 14時~14時30分
・6月9日 17時~17時30分
・6月19日 17時~17時30分
・7月7日 14時~14時30分
【会場】
慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田キャンパス東別館)
※どなたでも参加可能(入場無料、事前予約制)
※イベントの詳細はKeMCoウェブサイトをご確認ください。