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南 桂子 銅版画展-静かな王国
20世紀後半、日本人女性としては、いちはやく銅版画の可能性を見つけ、パリで制作した南 桂子(1911-2004)の展覧会です。富山県高岡に生まれ、幼少の頃から絵を描いていた桂子は、戦後東京に出て油彩画を団体展に発表し、さらにパリに渡ると、銅版画家として頭角を現しました。
南桂子のモチーフは約40年間、ほとんど変わりませんでした。
鳥、少女、一本の木。
自分の足でひとり立ち、或いはたたずみ、透明感に満ちた世界にいます。
絵の中には孤独と、それをくぐりぬけた幸福が、穏やかに調和しているかのようです。
銅版画の肌合いは、この静かな世界を表現するのにふさわしく、
やさしさ、さびしさ、あこがれ、希望が、
淡い色彩として光の粒子のようにちりばめられています。
作品をめぐる、つかの間の一人旅。
南 桂子 約45点、浜口陽三 約10点の銅版画をご鑑賞ください。
Event Information
- 展覧会名
- 南 桂子 銅版画展-静かな王国
- 開催期間
- 2023年5月27日~8月6日 終了しました
- 開館時間
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11:00~17:00
※土日祝は10:00~(最終入館閉館30分前)
〈ナイトミュージアム〉毎月第1・3金曜日20:00まで開館
- 休館日
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月曜日 (但し祝日7月17日を除く)、7月18日
- 入館料
大人 600円 大学、高校生 400円 中学生以下 無料
- お問い合わせ