終了
収蔵優品選 幕末明治の書
封建制度が崩壊し、日本の社会構造が大きく変わった幕末維新期は、あらゆる分野で革命的な変化が起こった時代でした。書においても開国によって大陸との交流が盛んとなり、新たに日本に流入した今まで手にすることが難しかった精度の高い古碑法帖や、当時中国で盛行していたいわゆる碑学派と呼ばれる人々の書に対する新しい考え方は、日本の書がその後大きく発展を遂げる起爆剤となりました。維新を成し遂げ、近代日本を創造する決意に満ちた人々は、新しい社会で自らのアイデンティティを形作るための新しい根源的思想を求めていました。彼らは新たに大陸から得た情報を精査し、日本の伝統的な書風を踏まえ、明治の新しい社会の中で自身の主義主張に合わせた自らの書を作り上げていったのです。
ほとばしるような情熱と信念が交錯したこの時代、彼らの遺した書は今なお新鮮な輝きを見せてくれます。時代を超えて語り継がれる幕末明治の書の世界を存分にお楽しみください。
Event Information
- 展覧会名
- 収蔵優品選 幕末明治の書
- 開催期間
- 2023年8月26日~10月15日 終了しました
- 開館時間
-
09:00~16:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
-
月曜日 (休日の場合は翌平日)
- 入館料
大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 成田山書道美術館
- 主催
- 成田山書道美術館