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常盤山文庫×慶應義塾 臥遊(がゆう)

-時空をかける禅のまなざし

浙翁如琰筆「浙翁如琰筆偈」、南宋時代(13世紀)
慶應義塾所蔵(センチュリー赤尾コレクション)

「羅漢図」、鎌倉時代(13世紀)、常盤山文庫所蔵(慶應義塾寄託)

一休宗純筆 自賛「蘭図」、室町時代(15世紀)
慶應義塾所蔵(センチュリー赤尾コレクション)

雪舟等楊筆「山水図」、室町時代(15世紀)
慶應義塾所蔵(センチュリー赤尾コレクション)

祐周筆「海棠白頭翁図」、室町時代(16世紀)
常盤山文庫所蔵(慶應義塾寄託)

常盤山文庫は、1943年に実業家菅原通濟がその母体を築いたコレクションで、その一部が慶應義塾に寄託されています。慶應義塾ミュージアム・コモンズでは、常盤山文庫創立80周年を記念し、その名品と、慶應義塾の収蔵品を併せて紹介します。

禅は仏典などに頼らず、坐禅や問答などの実践的な修行を重視する仏教の教派のひとつです。禅僧は、開祖である達磨や、悟りの境地を示す風狂な聖者の姿などを、憧れを持って眺めました。また、日本の禅寺では、舶来の墨蹟や絵画を珍重しました。それらは、宗教の枠組みを越えて日本の風土のなかで広がり、室町文化の土壌になります。

禅の美術を代表する水墨画の、墨や淡彩のみを用い、余白を生かした表現は、時に、ともに認められた画賛(詩)とあわせて、時間や空間を越えた景色や世界を生み出します。室中にありながら、描かれた山水の世界に入り込み、自在に想像をめぐらせて時空を越えていく――本展は、そんな「臥遊」の境地を体験し、楽しむ展覧会です。

※期間中に展示箇所の入れ替えをする作品があります。
※詳細はKeMCoウェブサイトをご確認ください。

Event Information

展覧会名
常盤山文庫×慶應義塾 臥遊(がゆう)
-時空をかける禅のまなざし
開催期間
2023年10月2日~12月1日 終了しました
開館時間
11:00~18:00
休館日
土曜日, 日曜日, 祝日 ※特別開館:10月14日、11月25日

臨時休館:10月16日、11月20日
入館料

無料

公式サイト
https://kemco.keio.ac.jp/
お問い合わせ

03-5427-2021

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