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芸術家たちの南仏

ポール・セザンヌ 《マルセイユ湾、レスタック近郊のサンタンリ村を望む》 1877-79 年 吉野石膏コレクション (山形美術館に寄託)

アンリ・マティス 《肘掛け椅子の裸婦》 1920年 DIC川村記念美術館

アンリ・マティス 《ミモザ》(タピスリー) 1951年 池田20世紀美術館

暖かい日差しと豊かな自然、そして紺碧の地中海――。
南フランスに憧れ、一度はこの地でヴァカンスを過ごしてみたいという思いを抱いている人は少なくないでしょう。

19世紀末以降、観光客の目的地として栄えていくなか、南仏の地は芸術家たちにとっても重要な場所となっていきました。太陽の輝きと豊かな自然、近代化の進む大都市の喧騒から離れた素朴な世界は、多くの芸術家たちを魅了しました。第二次世界大戦が勃発すると、「敵性外国人」として収容された芸術家たちや海外への亡命を求める者たちが、望むと望まざるとにかかわらずこの地に集まることもありました。戦後、何人もの芸術家が南仏にアトリエを構え、伝統的な技法を用いる職人たちとの協働の試みや、壁画や建築装飾などの大規模な制作が行われ、この時代を代表する作品の数々が生み出されました。

本展では、30人におよぶ作家の作品や資料等およそ150点を通じて、19世紀末から20世紀にかけての南フランスにおけるモダン・アートの展開を紹介します。パリの喧騒から離れた穏やかな場所で交流し、協働し、競い合った芸術家たちの活動の痕跡をたどってみましょう。

Event Information

展覧会名
芸術家たちの南仏
開催期間
2023年7月2日~9月24日 終了しました
開館時間
09:30~17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日, 7月18日, 9月19日
※ただし 7月17日(月・祝)、9月18日(月・祝)は開館
入館料

一般 1,000 円(800 円)、大学生・高校生 800 円(640 円)、中学校・小学生 600 円(480 円)
※( )内は 20 名以上の団体割引料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。
※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。宮っ子の誓いカードまたは学生証をご提示ください。
※毎月第3日曜日(7月16日、8月20日、9月17日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族が来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料となります。

公式サイト
http://u-moa.jp/
お問い合わせ

028-643-0100

Venue Information

会場
宇都宮美術館
主催
宇都宮美術館、下野新聞社