終了
生誕100年小山やす子展
平成を代表する仮名作家の一人として活躍した小山やす子(1924-2019)が誕生して100年になります。大正13年東京都墨田区の旧家に生まれた小山は、幼少期から茶道や華道、油画などとともに書に親しみ、仏教美術や古陶磁など多様な美術に触れて過ごしました。上野高等女学校卒業後は、川口芝香に師事すると同時に、東京国立博物館に足繁く通って古筆に関する資料を渉猟して学びました。常に美しさを求め、平安古筆に留まらず良寛や會津八一などの書も吸収し、古典と現代とが融合した格調高い華やかな書を遺しています。
日展のほか毎日書道展、日本書道美術院展、現代書道二十人展などで活躍し、日展会員賞、毎日書道展文部科学大臣賞、毎日芸術賞、恩賜賞・日本芸術院賞などを受賞。書の分野では女性初の文化功労者に選出されました。
当館では、料紙や装丁にまで意を凝らし、毎日芸術賞を受賞した伊勢物語屏風をはじめ、日展会員賞や毎日書道展文部科学大臣賞受賞作、複数の巻子や帖をまとめ一具とした大作など、多くの代表作をご寄贈いただいています。生誕100年を記念する本展では、当館所蔵の作品を中心に、小山やす子の制作の軌跡をたどります。
Event Information
- 展覧会名
- 生誕100年小山やす子展
- 開催期間
- 2023年10月21日~12月17日 終了しました
- 開館時間
-
09:00~16:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
- 月曜日
- 入館料
大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
成田山公園紅葉まつり開催に伴い、11月18日、19日は入館無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 成田山書道美術館
- 主催
- 成田山書道美術館