終了

【開館55周年記念特別展】

奥村土牛 ―山﨑種二が愛した日本画の巨匠 第2弾―

奥村土牛 《枇杷と少女》 1930(昭和5) 年
絹本・彩色 山種美術館

奥村土牛《兎》 1936 (昭和11) 年
絹本・彩色 山種美術館

山種美術館の創立者・山﨑種二(1893-1983)は、「絵は人柄である」という信念のもと、同時代の画家と直接交流しながら作品を蒐集しました。特に土牛とは親交が深く、画業初期の頃から「私は将来性のあると確信する人の絵しか買わない」と土牛本人に伝え、その才能を見出して支援し、約半世紀にわたり家族ぐるみの交際を続けました。現在、同館は135点に及ぶ屈指の土牛コレクションで知られています。

土牛は、画家志望であった父親のもとで10代から絵画に親しみ、16歳で梶田半古(1870-1917)の画塾に入門、生涯の師と仰ぐ小林古径 (1883-1957)に出会います。38歳で院展初入選と遅咲きでありながら、展覧会に出品を重ねて40代半ばから名声を高めます。美術大学で後進の指導にもあたり、101年におよぶ生涯を通じて、制作に取り組みました。土牛は、半古や古径から学んだ写生や画品を重視する姿勢を生涯貫き、「絵を通して伝わってくるのは作者の人間性」という自らの言葉を体現するような作品を数多く生み出しました。

本展では、瀬戸内海の鳴門の渦潮を描いた《鳴門》や、古径を偲んで制作した《浄心》、《醍醐》などの代表作をはじめ、活躍の場であった院展の出品作を中心に、土牛の画業をたどります。

Event Information

展覧会名
【開館55周年記念特別展】
奥村土牛 ―山﨑種二が愛した日本画の巨匠 第2弾―
開催期間
2021年11月13日~2022年1月23日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
入館は閉館30分前まで
休館日
月曜日
12月27日、1月3日、1月10日は開館、1月11日は休館、12月29日~1月2日は年末年始休館
入館料

一般1300円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)
障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)1100円 、左記いずれかのうち大学生・高校生900円
※きもの特典:きものでご来館された方は、一般200円引き、大学生・高校生100円引きの料金。

公式サイト
https://www.yamatane-museum.jp/
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お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Venue Information

会場
山種美術館
主催
山種美術館、日本経済新聞社
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〆切は2021年12月12日まで。応募はこちら

※当選は発送をもって代えさせていただきます。