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吉田克朗展―ものに、風景に、世界に触れる
多摩美術大学で斎藤義重に学んだ吉田克朗(1943-1999)は、1969年から物体を組み合わせ、その特性が自然に表出されるような作品を制作し始めます。このような作風を示す動向は後に「もの派」と称され、国際的に注目を浴びることになりますが、吉田はその先鞭をつけた作家のひとりでした。やがて「もの派」の作風から離れた吉田は、1970年代から転写などの実験的な手法を試みながら絵画表現を模索しました。1980年代前半には、風景や人体を抽象化して描く〈かげろう〉シリーズ、1980年代後半からは、粉末黒鉛を手指でこすりつけて有機的な形象を描く〈触〉シリーズを発表し注目を集めますが、惜しくも55歳で逝去しました。
本展は、吉田克朗の全貌に迫る初めての回顧展となります。これまでほとんど紹介されてこなかった作品や、作品プランやコンセプトを綴った制作ノートなどの資料を、調査をもとに展示します。転換期を迎えていた同時代の美術動向に向き合いながら、自ら選択すべき道について真摯に問い続けた吉田克朗の制作の軌跡を辿ります
Event Information
- 展覧会名
- 吉田克朗展―ものに、風景に、世界に触れる
- 開催期間
- 2024年4月20日~6月30日 終了しました
- 開館時間
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09:30~17:00
(入館は16:30まで)
- 休館日
-
月曜日 (4月29日、5月6日を除く)
- 入館料
一般1,200(1,100)円、20歳未満・学生1,050(950)円、65歳以上600円、高校生100円
*( )内は20名以上の団体料金。
*中学生以下の方と障害者手帳等、ミライロIDをご提示の方(および介助者原則1名)は無料。
*無料開館日:5月18日(土曜)国際博物館の日
*「吉田克朗展―ものに、風景に、世界に触れる」の観覧券で、同日に限りコレクション展「斎藤義重という起点―世界と交差する美術家たち」をご覧いただけます。
*ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜:5月5日、6月2日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。また同日は会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」となりますので、小さなお子様連れの方も、遠慮なくご覧ください。
*その他の割引につきましてはお問い合わせください。
*最新情報と来館に際してのお願いは美術館ウェブサイト等をご確認ください。
- お問い合わせ
Venue Information
- 主催
- 神奈川県立近代美術館、東京新聞