これから開催

須田悦弘展

須田悦弘《スズメウリ》2024年 木に彩色 作家蔵 
©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi

須田悦弘《朴の木》1992年 ミクストメディア 作家蔵
 ©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi

須田悦弘《ガーベラ》1997年 木に彩色 東京都現代美術館蔵 賛美小舎 上田國昭氏・上田克子氏寄贈 撮影:田中俊司 ©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi

《春日若宮神鹿像》鎌倉時代(13~14世紀)、木彫
※須田悦弘 補作:角・榊木・鞍(平成時代)、瑞雲(令和時代)
《五髷文殊菩薩掛仏》鎌倉時代、板絵著色
公益財団法人小田原文化財団蔵 Photo: Hiroshi Sugimoto

渋谷区立松濤美術館 階段 撮影:上野則宏

普段、道端で見かけるような草花や雑草。実は本物と見紛うほどに精巧に彫られた木彫作品です。須田悦弘(1969~)は独学で木彫の技術を磨き、朴(ほお)の木で様々な植物の彫刻を制作してきました。須田によって生み出される植物は全て実物大で、それらを思いがけない場所にさりげなく設置することで空間と作品が一体となり、独自の世界をつくりあげています。

本展は、東京都内の美術館では25年ぶりとなる須田悦弘の個展です。今回、須田の初期作品やドローイング、近年取り組んでいる古美術品の欠損部分を木彫で補う補作の作品等をご覧いただくとともに、本展のための新作も公開します。

渋谷区立松濤美術館の建築は、「哲学の建築家」とも評される白井晟一(1905~1983)によるものです。閑静な住宅街に位置する石造りのユニークな外壁、入口の先には楕円形の吹き抜けがあり、そこに架かるブリッジからは池と噴水を見下ろすことができます。地下2階から2階まで螺旋階段で繋がり、高い天井と湾曲した壁面をもつ展示室や、ベルベットの壁布が張られ、絨毯敷きにゆったりとしたソファが置かれた展示室など、他にはない空間が来館者を迎えます。

ここに須田の植物を配することでどのような作品となるのか。白井建築を舞台にした須田悦弘のインスタレーション作品としてもご期待ください。

Event Information

展覧会名
須田悦弘展
開催期間
2024年11月30日~2025年2月2日
開館時間
10:00~18:00
(毎週金曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (1月13日は開館)
年末年始:12月29日~1月3日, 1月14日
入館料

一般1,000円(800円)、大学生800円(640円)、高校生・60歳以上500円(400円)、小中学生100円(80円)

※リピーター割引:観覧日翌日以降の本展期間中、有料の入館券の半券と引き換えに、通常料金から2割引きでご入館できます。
※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料
※土・日曜日及び祝休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料 *障がい者及び付添の方1名は無料

公式サイト
https://shoto-museum.jp
お問い合わせ

03-3465-9421

Venue Information

会場
渋谷区立松濤美術館
主催
渋谷区立松濤美術館

Ticket Present

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2024年12月8日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。