終了

かこさとしの世界展

だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!

『だるまちゃんとかみなりちゃん』
1968年 福音館書店
©Satoshi KAKO ©Kako Research Institute Ltd. 2019

『だるまちゃんとてんぐちゃん』(部分)
1967年 福音館書店
©Satoshi KAKO ©Kako Research Institute Ltd. 2019

からすのパンやさん一家 2011年頃
©Satoshi KAKO ©Kako Research Institute Ltd. 2019

『かわ』 1962年 福音館書店
©Satoshi KAKO ©Kako Research Institute Ltd. 2019

2020年に会期途中で中止となった特別展「かこさとしの世界展だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!」を再開催します。
2018年、日本を代表する絵本作家かこさとし(加古里子)が92歳でこの世を去りました。かこは、32歳の時に最初の絵本『だむのおじさんたち』(1959年/福音館書店)を出版して以来、「だるまちゃん」シリーズ、「からすのパンやさん」シリーズといった物語絵本から『かわ』、『地球』、『海』といった科学絵本、絵画や歴史、健康にいたるまで、その多岐にわたる著作は生涯600冊を超え、現在でも子どもたちをはじめ多くの人々に親しまれています。
かこの創作の出発点には、子どもたちに自らの未来を切り開く力を持ってほしいとの願いが常にあります。かこは、青春時代に戦争を経験し、戦後、自らの生きる意味を失いますが、児童演劇へ関わる機会を得て子どもたちとふれあい、これからを生きる子どもたちの役に立てるのであれば、生きていく意味もあるのかもしれないと希望を見出します。そして、ボランティア福祉活動(セツルメント活動)として子ども会に参加、紙芝居や幻灯などの創作を始めたことが、後の絵本制作で活かされることになります。こうした「子どもたちのために」という姿勢は、かこの長きにわたる絵本制作の原動力になりました。
本展では、かこの代表作をはじめ、少年時代に描いたスケッチや絵日記、子ども会での紙芝居、これまで発表されることのなかった絵本の原画や下絵などを公開。さらに、八王子ゆかりの医師・肥沼信次を描いた『ドイツ一人に敬愛された医師・肥沼信次』(2003年/瑞雲舎)も交え、貴重な作品や資料が堂に会します。展示では、その創作の軌跡をたどりながら、かこがどんな想いで子どもたちと向き合い、絵を描き、絵本を作ってきたのかをひも解きます。

展覧会は中止または変更、入場制限を行う場合があります。最新情報は八王子市夢美術館公式サイト、または電話にてご確認ください。

Event Information

展覧会名
かこさとしの世界展
だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!
開催期間
2021年12月3日~2022年1月23日 終了しました
開館時間
10:00~19:00
入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日, 年末年始:12月29日~1月3日
ただし、祝日の場合は開館し、翌日休館
入館料

一般 600円、学生(高校生以上)・65歳以上 300円、中学生以下無料

公式サイト
https://www.yumebi.com/
お問い合わせ

042-621-6777

Venue Information

会場
八王子市夢美術館
主催
公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団